2019年06月26日

事務所の台所が世間様に…

「すみません、一生のお願いがあるんですけど…」と
事務所のSから切り出されました。

い っ し ょ う って そんなお願い って
Sと2人だけの小さな事務所。Sがきて今年でもう15年になります。よく辞めなかったもんです。数年前に、いきなり 籍いれたんで と言われた時には本当に驚きました。誰かと付き合ってたのも知らなかったので…。
それ以上の事言われるのか…辞めたいとしても、お願いってことはないだろうから…
な、な、なんだろう? ビビりました。

「取材の募集があって、申し込んだら受かっちゃったんです」
「取材って?」
「東京の台所っていう…」
「えっここ。ウチの台所?使ってないじゃん…大丈夫? ウチでいいの? それが一番心配」
「事務所っていうのが引っかかったんですって」
「ふ〜ん。心配だわ…それと、取材が一生のお願いなの? そんなお願いいつでもいいよ。今日の今日でも問題なし」

やれやれ、お願いが取材とは…

で過日取材があり、
ちょっと間違ってるとこもありますがとても良い記事にしていただきました。
ただ他の人の回がどれも感動もので、物凄くいい。そこへいくとウチのはヌルい…心配です。

朝日新聞DIGITAL 大平一枝さん「東京の台所」
https://www.asahi.com/and_w/20190612/616366/
posted by gutter at 19:13| Comment(0) | 日記

2019年06月21日

ホンモノの偽物 ぺてん師『タルチュフ』お目見えです。

無名塾公演『タルチュフ 』のチラシ・ポスターが刷りあがりました。
チラシ
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作業の始まりは3月中旬。仲代さん一人をタルチュフの扮装で撮影というのは決まっていたので、撮影ラフを最初に作りました。作るにあたり、まず過去の作品や衣裳にどんなのがあったのかを調べます。Tartuffe→画像 と検索するといっぱい出てくるので勉強します。フランスの名俳優ルイ・ジューヴェなんかも何枚か出てくるので彼のお芝居での代表作なのかも。それらの作品の衣裳なんかを参考にしつつ、アイデアは同じものにならないように注意します。
3月下旬に仲代さんにラフ提案しました。こだわったのはカツラと小道具です。カツラは中世フランス風のカツラ、お蝶夫人のような巻き毛のカツラがいいと思いラフに盛り込みました。このフランスで流行ったカツラ文化ですが、ルイ13世が自分の若ハゲを隠すためにはじめたとか、ルイ14世がチビを隠すためにカツラとハイヒールをつけて流行らせた とも言われています。興味深いですね。まぁモリエール自身もカツラですし…。それから鼻メガネと十字架。メガネは18世紀にならないとツルありが出てこないのでのっけるだけのモノを衣裳さんのツテでお借りして、十字架は知り合いの家具屋さんに作ってもらいました。
それから衣裳合わせを2回やって微調整して、4月下旬に撮影。とても面白がって楽しんでやっていただきました。
「役者70年近くやってるけどこんなポスターはじめてだよ」と仲代さん。オン年86歳、今年87歳。弾けてらっしゃいます。なんとかなって良かったです。
ポスターの色校正
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撮影は、本当に良い時はモニターで確認しなくても目で見た感じでわかります。今回も選ぶのに迷ってしまうほど良いカットが何枚もありました。それでチラシとポスター、それに宣材用も分けることになりました。無名塾では、はじめてです。
同時にタイトル作りも進めてます。手書きでラフを描いてから詰めていきます。悩む時は5個も6個も作ってウヨウヨクヨクヨしますが、タルチュフは最初の鉛筆の時点ですんなりハマりました。良かったです。
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キャッチコピーや要素を入れ込んで印刷に入稿。色校と印刷はインクが違うし刷り方も違うので印刷に立ち会って確認します。ここで大切なのは色校正にこだわり過ぎないこと。色校正と全く同じには刷れないし、色校正より良く刷れる場合もあるのでその場の出来で判断します。。今回はポスターの刷り立ち会ってから、チラシの刷りも見ました。
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反省点としては、チラシの方を明るく刷ったはずなのに思ったよりドライダウンして(乾いた時に色が沈んでしまうこと)濃くなってしまったこと。濃いバックは難しいです。でもなかなか良いものになりました。
キャッチコピーの「ホンモノの偽物」のホンモノとは仲代さんの事ともとれます。仲代さんはどんな偽物(ぺてん師)になるんでしょうか?気になった方はぜひ!
posted by gutter at 18:17| Comment(0) | 演劇

2019年06月15日

なぜディン・ニンと呼ばないのでしょうか?

いま卓球はジャパンオープンで盛り上がってますが、ミマパンチとチョレイが一回戦で負けてしまったのでもり下がってるかな…そんなことではなく、大きな声で言いたいのは名前の呼び方のことです。卓球で世界ランキング1位といえば中国の丁寧選手です。ですが、彼女のユニフォームの背中にはDing Ningと書かれています。普通に読んでディン・ニンですよね。なぜ日本ではテイネイと呼び、ディン・ニンと呼ばないのでしょうか?
水泳自由形で有名な孫楊は日本ではソンヨウと呼ばれますが、正しくはスンヤン。Sun Yangと書くので微妙な違いですけどこれも中国読みでいいんじゃないでしょうか。フィギュアスケートの閻涵は、エンカンエンカンとNHKアナウンサーに言われてましたが、英語読みではHan Yan、ハンヤンです。羽生選手ら選手の間では、ハンヤンと呼ばれていて違和感ありました。どういう基準なんでしょうか。また韓国水泳選手の朴 泰桓はパク・テファン。韓国選手は韓国音で呼ばれています。
この問題は調べてみると国家間の取り決めであることがわかりました。1972年の日中国交正常化の時、角栄さんの例のアレですが、周恩来さんとの取り決めで、互いに読む人の国の読み方にすることで合意したそうです。こんな半世紀前の取り決めはもうやめて、丁寧さんは、ディンニンにするべきですよね。漢字表記もいらないかも。
韓国はというと、1984年に国家間の取り決めで、お互いに現地読みすることで合意して、そこから変えたようです。そういえば金大中さんのことを昔は「キンダイチュウ」と読んでいましたが急に「キム・テジュン」になって、なんでかな?と思ってましたが、そういう事だったんですね。
中国選手の中で日本でも現地読みの選手がいます。ボーヤンジンです。彼も最初は漢字で金博洋と書くことからキンハクヨウでした。なぜボーヤンジンになったんでしょうか。これはどうも世界的にボーヤンジンで有名になってしまっているからのようです。おかしいですね。みんなボーヤンジンでいいでしょう。オリンピックもありますし、すべてを現地読みに変えてほしいです。丁寧さんもテイネイなんて呼ばれたくないんじゃないでしょうか。
posted by gutter at 15:28| Comment(0) | 日記

2019年06月12日

ねぇぬぐのぬがないの

ずっと忘れていて、頭の奥の納戸の中にあったものが、ふと出てくることがあります。どこから出てくるんでしょうか?不思議です。出てきたのは大学生の頃のお芝居の稽古の風景。芝居の稽古って、台本を使った稽古の前に身体を動かす基礎訓練と発声練習をします。劇団によっては、その身体訓練のことを「シンクン」と言ったり肉体訓練を「ニクレン」と言ったりしてました。今もそんな風に呼ぶんでしょうか?
そして身体訓練のあとは発声練習。ア エ イ ウ エ オ ア オ って言う複式呼吸やら早口言葉やらします。納戸からごそごそ出てきたのは其奴です。早口言葉は一人ずつ順繰りに思い付いた早口言葉を言い、みんなで反復練習してました。少しでも滑舌がよくなるようにとのことでしょうが、今も滑舌が悪いので、、オレには若い頃の練習は役に立たなかったような気がします。出てきたのはこんなのです。

おあやや ははおやに おあやまりなさい

これ正しい日本語ですかね?母親になんて言わないし、おあやまりなさいなんて言う人生まれてこのかた聞いたことないです。そもそも、おしんの時代じゃないんだから「おあや」がおかしい。八百屋が付いたりした長いバージョンもありました。割とオーソドックスな早口言葉なんですが、口を開ければ良いってもんじゃないですよね。まぁこれのおかげで、日本中のあやさんが、あちこちの劇団員から謝れ謝れと言われていたことになります…かね。 他には

ねぇぬぐのぬがないの みんなぬぐのになによ

これは男子に人気がありました。一緒に稽古している女子意識しながら大声で叫ぶと変な開放感ありましたわ。あとは

みなみのうみ むねのおもい なみのまにまに 
めにみみにむねに みなみのおんなまのおんな

美しいですね。情景が浮かびます。秀作。アカパジャマとかアオマキガミなんかはつまらない。

あと、

ひきにくいくぎ ぬきにくいくぎ ひきぬきにくいくぎぬき

なんてのもありました。簡単にいうと全部ダメじゃんな釘抜き作業ですわ

しかしなんで急に出てきたんだろう。滑舌が酷くなったからやれってことかな。

お芝居の仕事はなにかしらあって、今のものはカレンダーの下にチラシを貼っています。
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posted by gutter at 15:52| Comment(0) | 演劇