2019年06月21日

ホンモノの偽物 ぺてん師『タルチュフ』お目見えです。

無名塾公演『タルチュフ 』のチラシ・ポスターが刷りあがりました。
チラシ
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作業の始まりは3月中旬。仲代さん一人をタルチュフの扮装で撮影というのは決まっていたので、撮影ラフを最初に作りました。作るにあたり、まず過去の作品や衣裳にどんなのがあったのかを調べます。Tartuffe→画像 と検索するといっぱい出てくるので勉強します。フランスの名俳優ルイ・ジューヴェなんかも何枚か出てくるので彼のお芝居での代表作なのかも。それらの作品の衣裳なんかを参考にしつつ、アイデアは同じものにならないように注意します。
3月下旬に仲代さんにラフ提案しました。こだわったのはカツラと小道具です。カツラは中世フランス風のカツラ、お蝶夫人のような巻き毛のカツラがいいと思いラフに盛り込みました。このフランスで流行ったカツラ文化ですが、ルイ13世が自分の若ハゲを隠すためにはじめたとか、ルイ14世がチビを隠すためにカツラとハイヒールをつけて流行らせた とも言われています。興味深いですね。まぁモリエール自身もカツラですし…。それから鼻メガネと十字架。メガネは18世紀にならないとツルありが出てこないのでのっけるだけのモノを衣裳さんのツテでお借りして、十字架は知り合いの家具屋さんに作ってもらいました。
それから衣裳合わせを2回やって微調整して、4月下旬に撮影。とても面白がって楽しんでやっていただきました。
「役者70年近くやってるけどこんなポスターはじめてだよ」と仲代さん。オン年86歳、今年87歳。弾けてらっしゃいます。なんとかなって良かったです。
ポスターの色校正
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撮影は、本当に良い時はモニターで確認しなくても目で見た感じでわかります。今回も選ぶのに迷ってしまうほど良いカットが何枚もありました。それでチラシとポスター、それに宣材用も分けることになりました。無名塾では、はじめてです。
同時にタイトル作りも進めてます。手書きでラフを描いてから詰めていきます。悩む時は5個も6個も作ってウヨウヨクヨクヨしますが、タルチュフは最初の鉛筆の時点ですんなりハマりました。良かったです。
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キャッチコピーや要素を入れ込んで印刷に入稿。色校と印刷はインクが違うし刷り方も違うので印刷に立ち会って確認します。ここで大切なのは色校正にこだわり過ぎないこと。色校正と全く同じには刷れないし、色校正より良く刷れる場合もあるのでその場の出来で判断します。。今回はポスターの刷り立ち会ってから、チラシの刷りも見ました。
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反省点としては、チラシの方を明るく刷ったはずなのに思ったよりドライダウンして(乾いた時に色が沈んでしまうこと)濃くなってしまったこと。濃いバックは難しいです。でもなかなか良いものになりました。
キャッチコピーの「ホンモノの偽物」のホンモノとは仲代さんの事ともとれます。仲代さんはどんな偽物(ぺてん師)になるんでしょうか?気になった方はぜひ!
posted by gutter at 18:17| Comment(0) | 演劇