2019年11月30日

パン屋さんでジャズボーカル

ジャズボーカルが好きになったのは大学生の頃。四畳半に大きなステレオ置いて、アンプは重いほうがいいとかなんとかわかった風な顔して、LP買ったりもらったりしてブイブイ聴いてました。最初は歌い上げちゃうヤツとかスウィングしまくりが好きだったんですが、だんだんモダンで軽いのが好みになってきました(ジャッキー&ロイとか)。その頃の情報源は大学の近所にあったジャズ喫茶とラジオとうるさがたの友達。その後、働くようになりだんだん聴かなくなっていきました。
それが、ここんとこまた聴いてます。情報源は近所の小さな小さなパン屋さん。お客さんが三人も入ればいっぱいになっちゃう狭さなんですが、パンはすんごく美味しい。早くいかないといつも売り切れ。そんでもって、いつも気になる曲がかかってます。ジャズボーカルです。いまかかってる曲は、食パンの棚の上のスピーカー横のCDでわかります。
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その日も瑞々しい軽やかな歌声が気になりました。パンをレジに持っていき、ハンチングのオシャレなご主人が袋にいれてくれてる間に…。
「写真撮ってもいいですか?」
「どーぞどーぞ」
「ここ、けっこう曲の情報源なんです。この間はタイトルをこっそり覚えてって手に入れました」
「へぇ…誰ですか?」
「マル・フィッチです、これがあちこち探してもなかなかなくて…」
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「あぁマル・フィッチ…なかなかないかも…」「良かったです」

今日の方はビヴァリー・ケニー
「有名な方ですか?」「けっこう有名です、彼女はこれでなくても、どのアルバムもいいですよ」

知らんかった。
さっそくYOUTUBEで聴いてみる。イイ、すごくイイ。That's allという曲が好きなので、それが入ってるものをまず買ったら、ほかのものも欲しくなり、ついつい大人買いしまった。
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手に入れたなかではPLAYBOYSというアルバムが秀逸です。
ビヴァリー・ケニーは調べると1932年生まれ、仲代さんと一緒でした。でしたが、1960年に28歳で亡くなっています。イイものは古くならないですね。モダンだわ。この曲を自分が最初にジャズボーカルを聴き始めた頃と同じ年齢の、いまの大学生はビヴァリー・ケニーをどう感じるんだろう。ちょっと感想聴きたくなりました。
posted by gutter at 19:20| Comment(0) | 日記

2019年11月16日

副腎検査漬けの日々

9月10月は仕事も猛烈に忙しかったけど、それより大変だったのは検査。身体の検査です。
そもそも病気もののテレビを見るのが好きなのがいけない。ERやドクターハウスも好きです。それで、たけしの〜だったか…テレビ見てたら自分にピッタリ当てはまるのが出てきました。空腹時に運動すると落ち着かなくなる、ハクハクすると言うものです。夜、自転車で事務所から家に帰る時なんかにそんな感じになります。自転車は15分くらいでしょうか。これ、ずっと何年もなんとなく気になっていた症状でした。番組では、これは隠れ低血糖と言うヤツで糖尿病予備軍だということ。心配です。
事務所でSに話したら、健康健康、ただの更年期ですよ。ととりあわない。
それで、近所の糖尿病専門医に行ったら…糖尿病ではない。ハッキリ言われました。ただカリウムの値が低く心配なのでちゃんと調べてもらったほうがいい。と言われ、東京医療センターに通うことになりました。

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そこから2カ月検査。週1〜3検査。もともと事務所に出るのが昼ごろだったので仕事への影響は少なく、午前中が病院という健康的な毎日でした。
さて、どんな検査? これが本題。
言われたのが、原発性アルドステロン症とコルチゾールという副腎のホルモン異常の疑い。副腎というのもはじめて聞きましたが、ホルモンといえば男性ホルモンしか知らないので、え〜オレそんなにホルモン強くないのに…と思ってたら、人間が生きていくの大切なものですって。
で、副腎検査漬けの日々が始まりました。
血液5本とる。30分寝る。薬飲む。90分寝る。血液5本とる。この薬を飲むのが負荷検査。つまり機能の反応を見るわけです。この反応が微妙なんですって。
「ん〜下がるはずなのに下がってないですねぇ」
「あっ90分寝た最後の20分くらい、すごくトイレいきたくなりました」
「あっそれかも、もう一回やりますか、微妙なんですよ」「え〜」
そのほか、まず30分寝る。血液5本とる。30分寝る。注射。30分寝る。血液5本とる。という日もありました。
寝るったって診察室が並んだ裏だもんで寝られやしない。ずっとお年寄りや深刻な方、わけのわからない方、耳が遠い方のお話が聞こえてきます。先生や看護婦さんも大変だわ。そのうちアイマスクや耳栓持参するようになりました。
そのほか、一番ビックリしたのが、 1日分の尿をとる。というヤツです。
「えっ全部ですか?」「全部です」「夜中起きたときも」「ときも」「全部?」「全部!」
「どうやって」「2リットルくらいのペットボトル用意して…あっ大きめのジョウゴ100均で買ったほうがいいわよ」「えっそれを…」「もってくるのは無理よ…ハハハ…ちょっとでいいのよ…あとで容器渡すから」

結果、正常でした。念のためってのが多く心臓エコーに、腎臓CT。…なんかもヤレヤレ
posted by gutter at 13:28| Comment(0) | 日記