2014年10月27日

冒険は永遠に

奇想の人でした。まさにアバンギャルドな人。
だげど内にこもらず外に向かって発信する。
その思いもつかない発想にいつも驚かされました。
赤瀬川原平さん。
トマソンなんてマイノリティの慰みものにすぎないような事を
いつのまにか誰もが気に留めるものにしてしまう。

先日も川越に行った時に古いビル壁にあるドアを見て
「あれっトマソンじゃない?」と思わず言ってしまった。
煙突写真もそうですが、誰もが気づかず捨ててしまうようなものに価値をみつけ、その視点の新しさについこちらも乗せられる。
楽しみながら逆流の川を登る人。ゴミの中から文化を再生させられる人でした。

IMG_8062.JPG
20年近く前になるけど、全てが観られる展覧会「赤瀬川原平の冒険」が名古屋であり、正確に言うと名古屋だけであり、こりゃあ行くしかないなと休みを取り。実家を通り越して展覧会を観に行きました。伝説の千円札裁判のものもあったんですが、伊藤博文の前の聖徳太子の千円札。全く知らないお札だったのでピンとこなかったけど、それだけ昔から反骨であったわけです。

小説を発表された時にはすぐ新刊を買いました。中身は良かったけど普通でした。普通な事にかえってビックリ。ピカソやゴッホがデッサンがうまいのと似てるのかもしれません。何をやってもセンスがよい人なんでしょう。その人が無用の廃物をトマソンと名付け面白がる、衰えを老人力と発想する、ここにスゴさがあります。
奇想もアバンギャルドもできなくても
流行やコンサバなものにとらわれない視点だけは持たねば…
posted by gutter at 14:34| Comment(0) | 日記
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