2016年06月06日

12人を一発で撮る

今度の加藤健一事務所公演は「SHAKESPEARE IN HOLLYWOOD」1934年のハリウッドが舞台です。ハリウッドで「夏の夜の夢」の映画を撮っていると、そこに本物のオーベロンやパックが紛れ込んでしまって大騒ぎ!というドタバタ喜劇です。まぁシェイクスピアインというか妖精インハリウッドですね。面白いのはモチーフにした「夏の夜の夢」の映画が、実際にあったってとこなんです。1936年の製作で日本でも公開されています。昔のシェイクスピア映画のバックステージものの舞台…かなりややこしいですね。その本物の映画の方はオリビア・デ・ハヴィランドやジェームス・キャグニーが出てます。オリビア・デ・ハヴィランドは「風と共に去りぬ」のメラニーなんかで有名な女優さん。アカデミーの主演女優賞を二つも取ってます。「レベッカ」で主演女優賞をとったジョーン・フォンティーンは彼女の実妹にあたり、美人姉妹女優として活躍しました。いまだに唯一のアカデミー主演賞をとった兄弟姉妹です。キャグニーは言わずと知れたギャング映画のスター、ついキャグニーなのかギャグニーなのかわからなくなりますがキャグニーです。

hollywood0606.jpg

さて、チラシの撮影。布に切り込みを入れて、そこから顔を出して撮影することは決めてたんですが、1人ずつ撮るか列で撮るかで迷ってました。それでテスト撮影してみたら、1人でも列でもバラバラに撮るとシワがムチャクチャになって上下左右のシワがまったく合わないことがわかりました。自分の技術では合成が大変で不自然に…まず無理かも。それですべてのカットを一発写真で撮ることにしました。もちろん使用した写真は撮った写真の中からそれぞれ選んでいます。

さてさて撮影です。まず110cm幅のブロードを12m(4m×3本)買ってきて、横につないでお手製布バックを作り稽古場に吊るしました。それから背後に押し合いへし合い三列に並んでいただき、裏から布に顔や手を押し付けてもらってあたりをつけ、カッターで前から切り込みを入れ、そこからひとりずつ顔を出します。ぴょこぴょこ顔が出た時に面白くてイケルなと確信しました。しかし実にアナログ。手作り感満載。真ん中の列が中腰で顔を突き出すので体勢が一番きつかったですね、すみませんでした。無理をしてもらいましたが一発写真てやっぱりお互いの気持ちの交流が見えていい感じ。合成と一発では上がりに違いが出るような気がします。あっカチンコも出演者のマネージャーさんに協力していただき一緒に撮ったので実は13人。みなさん本当にありがとうございました。
posted by gutter at 20:10| Comment(0) | 演劇
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