2017年03月31日

お彼岸に古い建物をめでる

お彼岸に三河の蒲郡に帰郷しました。母の様子見と20年も前に亡くなった父の墓参り。家のお寺は蒲郡の西はずれ、形原の補陀寺です。いつも頼んでいるおっさん(実家のほうではお坊さんのことをこう呼ぶ。おが高い音)がそこのご住職。行事としては、お経をあげてもらって仏壇用の小さな卒塔婆をいただくのですが、やはりお彼岸、混んでます。寺に来た檀家さん全員の卒塔婆をその場で書いて、おっさんの前に順番に並べ、呼ばれた檀家さんはお経を背中で聞きながら御焼香という流れ。1檀家1〜2分なんで書記二人は大忙しのフル稼働。書いてます書いてます、新人は字も一気にうまくなりますね。いままでは兄貴にまかせっきりでお彼岸のお寺にきたのも初めてだったので、何もかもが興味深く面白いです。なぜか寅さんがご住職をやってた回があったなと思い出しました。柴又のみなさんが地方のお寺に行くと、袈裟を着てご住職のお手伝いをしている寅さんに会い、誰もが気がつかずにビックリする。そのお約束がたまらない…そんな事考えてニヤニヤしてる間に順番がきました。そこからお墓へ。父のお墓はお寺の近所なんですが、もともと誰の土地でもなかった場所をみんなで分けた墓地。東京では考えられないアバウトさです。

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蒲郡近辺で古い建物探訪を二つしました。安心と発見を古い建物に見いだしてはほっとしています。その一つ目は蒲郡のパラっとした中心街にある『伊藤珈琲店』。大正時代からある古民家をカフェにしたもの。中学生の頃にはもうありました。聞けば50年近くなるというから本物です。ここは椅子がゆったりしてるのがいい。珈琲には三河地方当たり前のおつまみ付。小粒のアラレでした。地元の喫茶店に久しぶりに入ると「そーだった、そーだった」という感じになります。で、大体は珈琲が先になくなりアラレが余ります。
そして、もう一つの古屋は『たまりや料理店』。ここはぜひ訪れたかった場所でした。蒲郡から20キロほど名古屋寄りの一色にあります。蒲郡の隣が上野介で有名な吉良、その隣町です。ご主人の石崎さんとは何年か前にブログで知り合い、その後FBでお互いの動向を確認しあうようになったんですが面識はありませんでした。電話をすると偶々混んでいてご飯は食べられないけど、お茶で良かったらと─。料理店でお茶になりましたが、こんな時でもないと伺えないので卒塔婆だけ家に置いて兄貴の車で出かけました。
一色までは一本道の国道なんですが、ナビを頼りに国道を離れると何にもない、心配になるくらい本当に何もない。大丈夫かなっと各々調べはじめたら、あばら屋が見えました。その軒先にぶら下がっている黒い小さな看板の姿をネットで見ていなければ発見不可能だったかも。

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「こりゃあわからんぞ〜教えてもらえんかったら絶対こーへん」「ひとりじゃこれんで」と口々に言いながら中に入ります。そこは古いボロいモノ好きにはたまらない場所でした。100年以上経つたまり醤油の蔵を改造した、地元の魚介と野菜の料理専門のレストラン。そこには無造作にアート作品が飾られ、料理の本を集めた図書室が併設されています。ステキな空間でした。珈琲とケーキをいただきましたが、料理も間違いないことがわかります。いつになるかわからないけど、ご飯を食べにまた来よう。そちら方面へいかれたらぜひ!田舎にも文化は根付いています。
posted by gutter at 19:54| Comment(0) | 日記
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