2009年02月13日

さよならシアタートップス

新宿東口の紀伊國屋の脇を入ったところに、待ち合わせで有名なTOPSという喫茶店があり、その4階にシアタートップスという小さな劇場があります。

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舞台袖がほとんどなく、出演者は奈落(舞台の床下空間)から出入りするしかありません。楽屋も狭く6、7人はいったらいっぱい、出演者が多い劇団は奈落も楽屋にしているそうです。客席も満員で150席、公称は90くらいでしょう。おまけに道具の搬入口はお客さんと一緒のエレベーターか、階段しかなく、大きなモノはクレーンを使うしかありません。
この極めて使いにくい劇場が沢山の劇団に愛されてきました。東京サンシャインボーイズ、二兎社、グリング、かもねぎ、カクスコ、ガジラ、自てきん、道学先生、などなど…使ったことのない劇団はないっていうくらいです。シアタートップスは借りるのに審査があったこともあり、水準の高い劇団が常に演っていて、トップスでお芝居を演ること自体が若手劇団の目標でした。スズナリとならぶ小劇場のメッカだったのです。スズナリをアングラな香りが漂よう若者の芝居小屋のイメージだとすると、トップスはストレートプレイ主体で都会の雰囲気を感じるちょっと大人の劇場でした。ワタシの観たのが、箱形の一杯道具を作りこんだキチッとした演目が多かったせいかもしれません。

その劇場がオーナーのご都合で今年の3月いっぱいで閉館することが決まりました。新宿はすでにコマとアップルが閉館しているので紀伊國屋より東に劇場は無くなります。

それでトップスを惜しむ人達から声があがり、最後の11日間にさまざまなイベントが催されることになりました。

さよならシアタートップス 最後の文化祭
2009年 3月18日(水)〜3月29日(日)
http://theatertops.at.infoseek.co.jp/

今この文化祭に向けてトップスのムック本を手がけています。歴史、思い出がいっぱい詰まった本です。1983年11月から2009年3月までの23年と4カ月。公演数は800公演くらいはあるでしょうか。ワタクシが若かりし頃作った恥ずかしいチラシの公演もあります。シアタートップスの舞台に携わった全ての人達、劇場を訪れた全ての観客の気持ちに少しでも近づけたらいいと思ってやってます。

posted by gutter at 17:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇
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