2009年06月29日

邦題のタイトルはダメ放題

『告発のとき』という映画のDVDを借りて観た。重く悲しいテーマだったが細部までとてもよく出来ていて、いい映画だった。面白かった。この映画、全く前知識がなく借りたのだが、借りる前に4回くらい手に取りようやく決めた。なかなか食指が動かなかったのは、作品のタイトルが、ありがち映画を思わせるタイトルだったからだ。
『告発』という映画も『告発の行方』という映画もある。たぶん正しいことをするために告発する映画だろう。先が読める実につまらないタイトルだ。
パッケージのデザインもありきたりといえばありきたり、普通だ。
それでもこの作品を借りる時の選ぶキーとなったのは俳優と監督だ。
俳優は『逃亡者』や家BOSSでおなじみのトミー・リー・ジョーンズ、すごく美人なのに社会派女優シャーリーズ・セロン、そして何やってもうまいスーザン・サランドン。
監督は『クラッシュ』のポール・ハギス、まず間違いない。そして間違いなかった。
原題は『IN THE VALLEY OF ELAH』 エラの谷
エラの谷は、ミケランジェロの像で有名な少年ダビデが巨人ゴリヤテのと戦った場所として有名なのですが、タイトルとこの映画の中身の距離感というか本質部分との関わり方が絶妙。すごくいいタイトル。はぁ〜っと腑に落ちる。
なぜ『エラの谷』にしない? 理解できない。
人に聞かれた時「よかったよ映画」「なに観たの?」「エラの谷…」と答えた瞬間、登場人物と巨人に立ち向かうダビデが浮かび、映画を観た時の感動というかやるせない気持ちが甦ってくる。それをなんとまぁ野暮なタイトル『告発のとき』。ポール・ハギスが可哀想。観客をばかにしてるとしか言いようがない。DVDですけどね。ワタクシは断固基本原題忠実派です。タイトルはつけるのはそれなりに思いと時間がかかってます。頼むよ配給〜映画会社〜あなたがつけたタイトル一生使わなきゃなんないんだから。

余談ですがダビデが少年だとすると、フィレンツェにあるミケランジェロのダビデ像ってずいぶん年長さんじゃないですかね〜。普通の大人ですよありゃ。彫刻としては優れてるかもしれないけど子供にみえなきゃダビデじゃないよね。ミケランジェロにもダメ出しですわ。出してもいるし…

大巨人ゴリヤテに挑む少年ダビデ
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posted by gutter at 18:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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