2011年08月19日

仲代さんの映画

以前も書きましたが(音符ポスターってどうなのの時)、ヤフオクなんかで仲代さんの昔の映画のポスター落札してます。これは「人間の條件」。
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今BSで「人間の條件」の連続放送してます。条件は、ジョウの字が條、ここ重要です。この作品は五味川純平氏の6部からなる大長編小説を、同じ6部の6本の映画、続けると9時間31分の大長編映画にしたものです。。また、全6部を一挙に上映したことが、日本の映画館でのオールナイト興行の走りといわれているそうです。インターバルはあったんでしょうが、一気観は凄いですね。
五味川氏は、自分の戦争体験を元にこの作品を書き上げて色んな出版社を回ったそうですが、その大量の原稿用紙にビックリしたのか、新人なんで馬鹿にされたのか、どこへ行ってもまったく読んでももらえず、相手にされず、ケンモホロロな門前払い。唯一読んでくれた三一書房の編集者があまりの面白さに上とかけあってくれて晴れて出版となったとか。で、1300万部ですよ。たぶん原作はまたまたすんごい面白いんでしょう。読んでないんで読まなきゃなぁ。
この映画の監督が小林正樹氏。巨匠です。田中絹代さんの又従姉で、絹代さんの母方のいとこ。彼女が撮影現場に呼んだのが縁で映画の道を進んだそうです。それで大監督が生まれるんですから血ですかねぇ。仲代さんは小林正樹監督のほとんどの作品に出演しています、その代表作が「切腹」。黒澤作品とは違った魅力の。息がつまるほどの緊張感を持った時代劇、これは名作ですよ。だまされて観てください。
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この他仲代さんが多く出演した監督というと、岡本喜八監督がいらっしゃいます。この間「殺人狂時代」を観ました。
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ずっと気になっていたうちの1本です。観てよかった。アニメーションを使ったタイトルロールから粋でオシャレです。この作品、クランクアップして同業者仲間には評判が良かったんですが、上の一言でお蔵入り。納得いかない喜八監督は、ショックでだいぶお酒に溺れたそうです。しばらくしてようやく公開されても散々な興行成績。喜八監督またまたショック。1980年代のリバイバル上映でようやく評価され、今なおカルト映画として人気があるんで、ちょっと早かったんですかね。今観ても面白いです。
流行るモノ流行らないモノ、タイミングやチャンスはどこにあるのかわかりません。本当に面白いモノを見つけるには、、間口を広くして常識や評判に惑わされない事が大切ですね。
posted by gutter at 19:38| Comment(0) | 映画
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