2013年05月21日

納谷さんのお別れの会

今日は納谷悟朗さんのお別れの会でした。会場は恵比寿のエコー劇場。舞台に祭壇が作られ、納谷さんが出演された舞台のスライドが流れました。銭形警部や沖田十三、チャールトン・ヘストンやジョン・ウェインの声でもおなじみですが、愛すべき庭はやはり舞台だったようです。ニール・サイモン、井上ひさし…などなど、50年もの間の納谷さんの舞台作品が次々と流れます。そのままテアトル・エコーの歴史でもあります。そのスライドの最後を飾ったのが代表作の「サンシャイン・ボーイズ」。もう11年前になりますがその作品に関わる事ができて本当に良かったです。

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「サンシャイン・ボーイズ」はけんかわかれしている往年のコメディアン二人という設定なので、照明も入れてエコー劇場の上手、舞台袖でもめているような雰囲気で撮影しました。熊倉さんと納谷さんを撮影するんで朝から緊張してたのを覚えています。特に納谷さんは恐かったなぁ。その1年前の「ブローニュの森は大騒ぎ」がテアトル・エコーでの最初の作品でこれも納谷さんの演出だったんですが、出来上がりの感想とか注文が何もないんでかえって恐い。

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その恐さを引きずりつつ撮影に突入。舞台袖に現れた納谷さんのスーツ姿がカッコ良すぎて、また恐い。「どこ?」「帽子はどうする?」なんて言う声がそのまま聞き慣れた銭形でまたまた恐い。ビビリました。でもあの声を生で聞くのは格別です。納谷さんが一言二言しゃべるたびに銭形ファンのカメラアシスタントが興奮してました。
お別れの会の会場に「サンシャイン・ボーイズ」チラシがあり、いま改めて見ると写真はいいんだけどトリミングがもっと大きくて良かったなと思い、献杯の中一人反省しました。いつでも出来上がった直後から反省が始まるんですが、こうして再演がかなわないものあるんでもっと覚悟が必要です。
今日熊倉さんがおっしゃってましたが、劇団が出来て間もない頃、納谷さんは売れっ子で忙しい中でも劇団内の会報誌とか色々な雑事をすすんでやってたそうです。テアトル・エコーといえばおなじみの赤いロゴ。これもその頃の納谷さんが作ったもの。お芝居だけじゃなく絵やデザインのセンスもただものじゃないですね

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こんなの作られたんじゃあデザイナーお手上げです。能ある鷹爪を隠すとはこの事。これを真似てエコーの他の部署のロゴ作りましたが、遠く及びません。これだけのセンスがある方、自分の作ったチラシにも何か言いたい事があったんじゃないでしょうか。「サンシャイン・ボーイズ」の写真も大丈夫だったのかなぁ。無言の中に潜む優しさと恐さを肝に銘じてこれからも頑張ります。
posted by gutter at 18:27| Comment(0) | 演劇
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