2013年10月25日

嵐のまっただ中に「三人姉妹」を

「三人姉妹」の初日があきました。終演後の楽屋前通りは、面会の観客や関係者、メイクを落としたばかりの出演者でごったがえしています。3〜4人のガヤガヤした人の山が出演者を囲んであちこちに出来、その人の間を縫うように手応えの空気が流れているのを感じました。
喧噪から離れてこっそり舞台裏へ。装置をのぞきます。
観客席で観るよりはるかに大きく、自信に溢れていて近寄りがたい。役目を終えたばかりの装置はまだ静かに息をしています。

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4幕を休憩なしの1時間50分に凝縮した「三人姉妹」。4幕が吉田美奈子の曲でつながり、人々の希望が苦悩へと変化します。2幕を終えた所でもう目頭が熱くなりました。
初演と演出は変わっていないのに芝居は密度が濃くなってます。充たされない疎外感が深まり、愛情も深まり、誰もがより強く肩を寄せ合っている。再演の面白さです。山崎さんのチェブトゥイキンが面白かったです。正体をなくすほどのアル中にはなりません。それゆえチェブトゥイキンと姉妹の母親との関係が真実味を帯びて見えてくる。新しい発見でした。
短くしていることや、俳優が常に舞台上にいること、観る位置の問題もあります。賛否あるでしょうが、完成度が高く、たった四回しかないのがもったいない。
土日、嵐のまっただ中に、嵐の過ぎ去った後に、ぜひ観てほしい作品です。

華のん企画 「三人姉妹」
場所:東池袋 あうるすぽっと
26日(土)16:00、27日(日)14:00
http://www.canonkikaku.com/information/chekhov.html

posted by gutter at 16:39| Comment(0) | 演劇
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