2011年07月01日

馬琴の描いたイラスト

加藤健一事務所公演「滝沢家の内乱」の仕事を通じて、馬琴さんの事を色々と勉強しました。頑固でケチで傲慢。隣の家に行くにも正装して出かける大変人。絶対つきあいたくない人物ですわ。しかしこういう人ほどとんでもないモノを書くのも事実。それがあの「里見八犬伝」。書くのに28年かかってます。1814年に刊行されて完結が1842年、全98巻、106冊の超弩級大作。書いてた時の年齢が47歳〜75歳、江戸時代なら普通お亡くなりになってます。そのお年で現役ってのもスゴいですが、さらに73歳で失明しちゃったのに完成させるのがまたスゴい。失明して(白内障らしいです。今なら治ってますね)どうやって書いたのかと言うと、口述筆記です。口でしゃべったのを横で聞いて書き写すわけですね。最後の2年間、まとめのとこですよ。頭の中で98巻に渡って撒いた種がもれなく完遂したんでしょうか?おおまかなあらすじは書いてあったんでしょうか?気になります。気になりますが全部読むパワーは…いつか…。
それで、この口述筆記を頼んだのが息子の嫁のお路(みち)。頼んだもののこの方、文章能力が極めて低かった。なんたって漢字が書けない知らない。お路の書いた本物を見たんですが、最初のはそれこそミミズがはったような字でひどいもんです。それが七ヵ月後には馬琴と変わらないレベルまで上がっていました。江戸の女もやるもんです。このお路も調べていくとけっこう逞しく打たれ強い性格。そうじゃなきゃやっていけないですよね。馬琴はお路の性格や努力をわかっていて頼んだと思いますが、他人に頼まないのはやっぱり大変人ですね。
馬琴の資料をネットとかで探している中で、面白いモノを見つけてつい買っちゃいました。「里見八犬伝」第四輯。

馬琴が書いた元本      出版された本
satomi2.jpg     satomi1.jpg
馬琴さんが油がのってる頃の現物和本の復刻版です。馬琴の書いた元本と出版された本と2冊セットになっていて比較できて面白いです。これを見ると驚くべきことに、元本に絵の下絵も馬琴さんが事細かく描いてます。「ここまでやるのか」ビックリしました。しかも味があって浮世絵画家の柳川重信が書いた本物よりいいぐらいです。

馬琴が描いた元絵        出版された重信の絵
bakin.jpg     shigenobu.jpg

さらに赤字で細かい指示出してます。カモメ、雲、アシ、水。この本の後半には力持ちの犬田小文吾が子供の頃に大人と相撲とった下りがあるんですが、小文吾の左足にちゃんと、タケ五尺九寸と指示出てます。細かい…しかしイメージが全て頭の中でできてるんしょうねぇ。素晴らしいです。ただ仕事がやりにくそう。上の犬塚信乃と犬飼見八が屋根の上でからんでるシーン。馬琴さんのはイラストっぽくて好きです。よく見るとお互いの髪を引っ張り合っててこどもの喧嘩みたいでユーモラス、かたや重信さんのは二人の位置を替えて躍動感あふれる構図にしてます。さすがに髪の毛引っ張り合いはしたくなかったのかな?浮世絵画家の意地ですかねぇ。バトルしてます。
posted by gutter at 19:11| Comment(0) | 演劇

2010年12月19日

CANONで紀伊國屋演劇賞! 万歳!万歳!

いつもお仕事させていただいている、演劇制作会社の「華のん企画」さんが「紀伊國屋演劇賞 団体賞」を受賞されました。受賞理由は「チェーホフ短編集1+2」 子供のためのシェイクスピア「お気に召すまま」の優れた舞台成果に対して。とあります。

「チェーホフ短編集1+2」パンフ  「お気に召すまま」パンフ
chekhov.jpg          oki.jpg

すっごくうれしいです。涙がちょちょぎれます。演劇ファンのほとんどが知らない企画制作会社、女性だけの小さな小さな会社。テレビで見る俳優さんが出演しているわけでもありません。なかなか満員にならないこともあります。そんな所に思いがけず光が当たりました。華のんとは、音楽のCANONからとっていて、輪唱のように続いていくの意です。静かな湖畔の〜〜です。地道に良質の舞台を作り続けてきたことが評価されたのです。うれしいじゃありませんか、1966年から続く演劇界の偉大な賞の歴史に名を残しました。演劇だけの賞でいうと、紀伊國屋演劇賞というのは最も古く、小劇場から前衛、大劇場まで網羅していて権威があります。観ているひとは見ているんですね。涙がちょちょぎれますよホント。
もともとは新大久保のグローブ座に、演出の山崎清介さんを中心にシェイクスピアを上演する「グローブ座カンパニー」というのがあったんです。それがグローブ座がダメになって行き場を失った時に、なんとかこのカンパニーを残せないものかと、「華のん企画」の代表が素人ながら個人で立ち上げ、引き継ぎ8年間上演し続けてきました。制作者としての経験がない中大変だったと思います。続けてくれば日の目を見ることもある。まさにCANONです。良かった良かった。来年はシェイクスピアの「冬物語」とチェーホフの「三人姉妹」の公演があります。
ぜひ!
タグ:華のん企画
posted by gutter at 19:08| Comment(0) | 演劇

2010年09月23日

83歳の「日本人のへそ」

テアトル・エコーの「日本人のへそ」を観てきました。教授役の熊倉さんに圧倒されました。スゴかったです。何がスゴイってしょっぱなからのその台詞量!半端じゃない。出演者の紹介をするシーンなんですが10分くらいしゃべりっぱなし。年齢を言うと失礼ですが熊倉さん83歳ですよ。しかも演出もしてる。それで台詞がとても流暢!テンポが良くって面白くって全く問題ないです。問題って言うことじたい失礼でした!映画版では同じ教授役をなべおさみさんがやってました。その時はなべおさみさんて台詞にキレがあって気持ちいいなって思ってたんですが、熊倉さん負けてない。教授ってことならむしろ雰囲気は勝ってます。
ポスターをやるんで台本をいただいて読んだ時もあまりにもスゴイ量なんで、失礼ながら、録音なのかな?思っちゃったほどなんです。しかもその後続けてソロで歌って踊ってる。1幕終わった時に制作の人に「熊さんスゴいね」って言ったら「今日は本調子じゃないんです」って。恐るべし83歳。
「日本人のへそ」は井上ひさしさんの処女戯曲です。熊倉さんが「ひょっこりひょうたん島」でトラヒゲをやってた時に、作家の井上さんと偶然同じエレベーターに乗り合わせて「芝居を書いてみませんか」と声をかけたのがきっかけだそうです。歌があって楽しいものを頼んだそうです。それから1年半、型破りなスゴイ本があがってきました。当時あまりにも特殊な本だったため上演に反対意見もあったそうですが熊倉さんがどうしても演りたいと押して上演にこぎつけました。「日本人のへそ」というタイトルは熊倉さんの案です。高度成長期のワサワサした時代、貧困、成金、ストリッパー、やくざ、レズ、ホモ、この世界は、まさしく「日本人のへそ」。いいタイトルです。一度聞いたら忘れません。
それから41年後の再演。言葉の洪水、言葉遊びの究極、設定の猥雑さ、ムチャクチャな展開。確かに脚本も芝居も完成度は高くないかも知れませんがガムシャラなエネルギーがつまってます。最近の作家はうまく書き過ぎ、まとまりすぎ。ホントちゃ〜んとしていてテレビや映画にすぐなるようなのばっかり。井上作品は演劇だけの世界です。「日本人のへそ」は映画化されてるって言っても、ほとんどお芝居をカメラでとってるだけですからね。若い作家には演劇の自由さ、演劇の宇宙のひろがりをもっともっと言葉で表現してほしいです。

hesokuma

ポスターのイラストは村田篤司に描いていただきました。村田さんは「AIWAYS三丁目の夕日」のポスターなども描かれていてリアルなものも得意な方ですが、こういうラフなタッチも素敵です。熊倉さんのイラストはチラシに使用したものです。「日本人のへそ」は10月4日まで。チケットは完売ですが、毎回抽選で数枚当日券が出るようです。熊倉さんのへそ!ぜひ!
タグ:村田篤司
posted by gutter at 13:52| Comment(0) | 演劇

2010年07月13日

つかこうへいさんが好きでした。

つかさんの本の中のお話なんですが、お葬式で「友よ」とだけ書かれた遺書が出てきて、参列者みんなが「友よ」を深読みして悩むバカバカしく面白い話があります。
つかさんの遺書は「娘に日本と韓国の間、対馬海峡あたりで散骨してもらおうと思っています。」という一文が入ったものでした。いつかこうへいになる、だからつかこうへい。韓国籍を貫いたつかさんは差別や、民族意識を強く持ってらしたのかな。ワタシが学生の頃、つか芝居に夢中になっていた時には全くわかりませんでした。パワフルで思いっきり笑えて、エンターテインメントが詰まってる芝居。衝撃的でした。唐十郎や天井桟敷のいわゆるアングラにはもうひとつ馴染めなかったんですが、つか芝居はすぐトリコになりました。前にも日記にあげましたが、はじめて観たのが「熱海殺人事件」。紀伊國屋ホールです。三浦洋一の伝兵衛、加藤健一の大山金太郎、井上加奈子がハナ子を演ってました。装置もなく衣裳もシンプル。演出にも驚かされました。舞台上から三浦伝兵衛が「犯人はお前だ!」と叫ぶやいなや、どでかいスポットを操作し、サーチライトのように客席に向けてあてたんです。それが上手通路奥よりに座ってたワタシの真ん前。突然ピカ〜っと周辺が明るくなり、「えっ、ナニナニっ…」とドギマギしていると、3列前に座っていた白いつなぎ姿のカトケン金太郎が、片手にマイク片手に真っ赤なバラを数本持ちスクッとに立ち上がりました。「ナ、ナ、ナ、ナ、…」またドギマギしていると、「マイウェイ」をすてきなバリトンで歌いながら、バラをファンに渡し渡しステージに上がっていったんです。芯からやられました。打ち抜かれました。つか芝居って今思うと浪速だし、ものすんごくクサいし、リアルとはかけ離れているんですが、その津波のように襲ってくるクサさがまたたまらなくてヤミツキになっちゃうんです。グサッっと追い打ちかける熱のあるクサい台詞で根こそぎやられちゃう。そのグサッが楽しみで観に行くんでしょうね。当時はあこがれでカリスマでした。

tuka.jpg
このチラシは観たものとは違うかもしれないですがイラストは本の装丁も含めいつも和田誠さん。

初期代表作のひとつ「初級革命講座 飛龍伝」は高田馬場の東芸で観ました。平田満、加藤健一、井上加奈子、石丸謙二郎のキャスト、ベストです。電話ボックスのシーンの長台詞がたまらなかったです。東京乾電池に出ていた角替和枝さんが客席係をやっていたのを覚えています。小説なんかもつかさんのが出るとすぐ買ってました。好きだったのが「ジャイアンツは負けない」。野球オンチという設定のつかさん自身が主人公なんですが、ドラフトでなんとジャイアンツ1位指名、しかも監督として。ゲラゲラ笑いました。王さんが選手としてまだいて、王さんとのヤリトリなんて最高です、後半ぐちゃぐちゃで収集着かなくなるんですが、それもまたつかさんの魅力ですね。
最近のつか芝居はなんだか女優の勉強の場みたいな雰囲気がしちゃってたのと「熱海」と「飛龍伝」を超えるモノがないような気がして観に行かなかったんですが、どうだったんでしょうね。健在だったのでしょうか?
それとこうへいになったのでしょうか。かつてのつかマニアとしては日本と韓国の事を書かれたモノも読まなければいけません。つかさんのテンション高くデカい声でクサい台詞をたたみかけて最短距離で心に届く芝居が観られなくなると思うと寂しい限りです。自分が演劇のはじっこを齧ってた時代が本当に思い出になってしまいました。
posted by gutter at 01:59| Comment(0) | 演劇

2010年05月27日

渾身の仲代ゴッホ

ネットで検索すると仲代さんのことをブログで書いている人はけっこういますが、ほとんどが名前を間違えていて達也になってます。パソコンの変換のせいだと思いますがあまりに多いのでちょっと気をつけてほしいです。僕ら世代は子供の頃から数多くの映画やテレビのクレジットで見る達矢の矢の字が強烈に刷り込まれています。黒澤、三船、仲代、永遠の銀幕のスターなのです。黒澤の澤が沢でなく澤であるように達矢は矢なのです。
はじめて無名塾のお仕事をしたのはフリーになる前です。まだまだ若造の頃、紹介してくれる方があり、無名塾のお芝居の新しいデザイナーの候補として仲代さんと宮崎さんに顔合わせすることになりました。次の舞台の演目はイプセンの「ソルネス」に決まっていました。ソルネスなんて聞いたこともありません。イプセンも「人形の家」のタイトル知ってるくらいでほとんど知りません。そんでもって会うのは大俳優と演出家。緊張するなというほうが無理です。とにかく今やれることをやろうと思い、脚本をなんとか探して読んでから行きました。当日、無名塾の広い稽古場に入ると真ん中に机が置いてあり、よく映画で観た事のあるお顔がありました。仲代さんです。スクリーンの顔が目の前にあるってなんだかおかしな気分です。
最初に話したことをいまでもよく覚えています。お二方の正面に腰掛け、ドキドキしながらジッとしてました。お二人はなんとなく不安げに見えました。しばらくすると宮崎さんが「今回のはイプセンの中でも難解なものでねぇ」と切り出されたので、間髪入れずに「読みました」と言うと、パッとビックリしたような明るい顔になり「えっどうして、どこで」と聞かれたので「図書館で探して読みました」と答えました。すると宮崎さんは笑顔でゆっくりと隣に座っていた仲代さんの方をむいて「読んでくださったんですって」と一言、仲代さんは小さく頷いてくれました。どこの馬の骨だかわからない私を受け入れてくれた瞬間です。
それから15年。まだまだ緊張しますが、まあまあ普通にしゃべれるようになりました。仲代さんは今年77歳、喜寿です。今年は秋からゴッホ、「炎の人」に挑戦されます。まだ5年くらいはやれそうにお元気ですが、大きな公演はもしかしたらこれが最後かもしれません。4月の頭に撮影。最後かもという思いでいつも以上に気合いが入ります。バックにゴッホのひまわり、手前に仲代ゴッホ。ひまわりの前の人物写真は力強くパワーのある写真にしないと仲代さんとはいえ絵に負けてしまいます。ひまわりは本物の画像を借りられたのでなおさらです。カメラマンは吉村さん。力強いザラザラした骨太な写真にしたかったのでお願いしました。衣装の麦わら帽子で悩みました。きれいすぎるとどこか不自然なのです。黒澤映画の「夢」のゴッホはきれいな普通の麦わらでしたが、なにか違うと感じていました。そこで昭和初期から手作りの麦わら帽子を作っている帽子屋さんに頼み、仲代さんの頭に合わせていくつか試作を作ってもらいました。使用したのは一番ボロボロによごしたモノです。

gogh2.jpg

今回の撮影のライティングです。ホリゾントの照り返しも生かしたいのでバック紙を逆にセットしました。なんだかもったいないようですがこれがいいんです。仲代さんが撮影中ゴッホに没入しやすいようにカメラ横に実物大のひまわりの模写を置き、メイクを終えた仲代さんがカメラの前に腰掛け、ひまわりを見据えて集中すると静かに撮影が始まります。最初はアメリカのカウボーイ親父にしか見えなくてちょっと心配だったのですが、30枚くらい撮った頃から頬がこけ、苦悩した表情になり段々ゴッホになっていきました。ライティングのいい場所をカメラマンが導いたこともありますが、ゴッホに変わっていく役者は見事、流石です。「いや〜ゴッホだよゴッホがいる」吉村さんが口走ります。目の前に確かにゴッホが座っていました。この時点ですでにポスターが成功した事がわかりました。

舞台もそうですが撮影も終わると、もとの何もなかった状態に戻ります
さびしくて、あと戻りできないむなしさが襲ってきますが好きな瞬間です。

gogh3.jpg

ゴッホは37歳で自ら命を断っています。30代のゴッホを77歳の仲代さんが演じるとどうなるのか楽しみです。観客に伝わせられれば、演じる役者の年齢や性別、人種、手法は問わない。そこが演劇がほかの芸術、映画、テレビなどとは違う面白いところでもあります。観客も歩み寄って補い合いリアリティが生まれるのです。

himawari.jpg
posted by gutter at 22:18| Comment(0) | 演劇

2010年04月05日

猫舌ブギ 役者紹介その2

N_0805-3.jpg N_0477-3.jpg
N_0930-3.jpg N_0883-3.jpg
引き続き役者紹介をば…

春馬ゆかりさん
いつも朝の番組「秘湯ロマン」で全国の温泉を紹介してらっしゃっいます。そのせいか演技にテレがなく見ていて気持ちいいです。美人でスタイルよくって優しくって教養あって、芝居や歌、ダンスの勘もよくって。舞台が夢知無恥だけとはもったいなくって…でもありがたいです。

五十嵐三南子さん
スズナリ時代からのメンバー。みなみって呼ばれています。すごい美肌で、すっぴんの時びっくりしちゃいました。色っぽさもNo.1ですね。
さらに特殊技能をお持ちで舞台の小道具のネズミ人形やグラタンなんかは彼女の作品。こっちの才能もNo.1です。

沖田愛さん
テアトル・エコーの研究生です。正直演技はあんまり期待してなかったんです。最初は人がいないんで何でも手伝ってくれる人探してまして、演出助手で呼んだんです。本人にも運がよかったら出られるかもよ〜 なんて調子こいて言ってたんです。
申し訳ありませんでした。いまワタクシめの額が地面にめり込んでます。ビックリしました。拾いモノでした。台詞を素直にしゃべる、何をやらせてもうまい。芝居をしてる時の顔がいい。もう化けてますが大化けするかも。いい女優さんです。

豊さん
開沼豊の名で作家もやられてます。が、お客をつかむ技術、才能はすごいですね。ぜひ出る方でやってほしいです。お客さんの半数以上が豊さんが一番良かったと言ってるでしょう。彼のやりやすい形で舞台に立ったら向かうところ敵なしです。

斉藤さん
斉藤さんが芸名なので正確には斉藤さんさん。ピン芸人です。たまに稽古場でネタ見せていただくのですがすんごく面白いです。シャイな人ですが、自分の持ち場は確実にもっていきます。猫舌のペスカトーレ名札だんだん大きくなったの気づきました?

まこっちゃん 
元はスキュッパとのコンビでいろんなステージでネタやってました。まこっちゃんはいつも公演中にネタを面白く変えてくるので、まこっちゃんファンは2回見がオススメ。それと芝居が終わった後の挨拶メールが一番最初に来るのがいつもまこっちゃん。さすがです。

スキュッパ 
ほとんどの行事の幹事が彼。いつもすみません。何かあるとスキュッパ頼りです。今回見せ場はなかったのですがラッパーです。芝居もけっこう器用なので普通の役者としてもそこそこいけるんじゃないかな と思ってます。

DOS♂
意外と彼が良かったというお客さんが多くビックリしました。すみません。一生懸命でやりきっているんでいいのかも。茨城出身で地元ではラジオの仕事が多いそうです。テンション高くてうるさいんですが、そういうキャラも必要なんですよね〜ワタシはもっともっと大バカモノになってほしいんですが…

江田めぐみ
レースクイーンやってたせいか、一見チャラチャラしたオネエちゃんに見えますが、実はしっかりしてるし頭もいいんです。字もうまいし、絵も面白く才能あります。しゃべり方や見た目ではわからないもんですよ〜。自分の出演シーンのことはいつも考えている努力家です。今後どこへいくのでしょうか気になります。

あと今回初出演のゴブリン串田さん、松下さらさん、Yodyさん 森下さん 和馬さん ありがとうございました。



posted by gutter at 01:20| Comment(0) | 演劇

2010年04月04日

猫舌ブギ 役者紹介その1

N_0052-3.jpg N_0205-3.jpg
N_0308-3.jpg N_0394-4.jpg

くだらなさを楽しむお芝居、夢知無恥ぷれぜんつの「猫舌ブギ」が終わって2週間が経ちました。
早いものです。本番近くになって持病の咳喘息が騒ぎだし、ずっと体調不良だったんですがやっと少し落ち着いてきました。芝居は裏も表も健康でないと乗り切れないです。ホント
夢知無恥はプロデュース公演に近い形なので出演者の皆さんは普段は色んなところで頑張っています。手前味噌ですがメンバーにめぐまれてます。ありがたいこってす。そこで今回の役者紹介を少しずつさせていただきます。

ケベさん
ケベとは言わずと知れたスケベからとってます。創設メンバーです。演出の下等さんが専修大学の演劇サークルに所属していた時、下級生のケベを引っこ抜きました。勘がすごくよくみんなのお手本です。もっと他でも活躍してほしいなぁ。

ちんさん
スズナリ時代からのグループの中心メンバー。
(かつて夢知無恥はスズナリが主な活動拠点でした。)
ちんさんは昔からですが芝居をつくることがすごく好きで大道具の仕込みとかも自前ガチ袋持参で率先してやります。今回の糸こんにゃくリーゼントも楽しそうに作ってました。文句や不平不満を言ったのを聞いたことがありません。尊敬してます。

建みさとさん
稽古場では「おんせん先生」の役名ミカチューと呼ばれています。アイドルだったのに芸能人っぽいイヤなところなんて全くない、すごく前向きでステキな人です。古い言い方ですが、やはり親御さんの育て方が良かったんでしょう。コントでもリアルな内面をキチッとつくる確かな芝居をいつもされます。テレビや映画の仕事もあるのに感謝感謝。

鎌倉太郎さん
無名塾、ブラボーカンパニーと異なったホームグラウンドを2つ持ってます。夢知無恥はブラボーに近いですね。すごく稽古に対して真摯なお方。稽古場一番乗りがほとんどです。ダンボール小道具の名人でもあります。去年の夏から舞台出ずっぱり。今年なんてもう5本目です。無事是名馬ですがどんどん良くなってます。

吉川亜紀子さん
所属のテアトル・エコーでも代表作に数多く出演されている歌も踊りもなんでも達者な女優さんです。そんじょそこらの売れてる小劇場系の女優さんよりずっといいと思うがなぁ。あとはチャンスだけ。誰かチャンスを〜

関口ふでさん
スズナリ時代からの不動のメンバー。強烈なキャラで彼女が出るだけで全部持っていっちゃいます。二児の母です。縫い物上手で布モノ小道具はふでさん担当。スネーク、キンチャク衣装、屋根幕。助かってます。泣き虫なんで初日が来たといってはオイオイ、楽日になったといってはオイオイ。でも感情を素直に出せるって役者にとって大切なこと。ファンもとても多く、関口ふで保存会から毎回お花が届きます。
posted by gutter at 23:26| Comment(0) | 演劇

2010年03月06日

猫舌ブギますますホットに、ヒェ〜!

ワタクシが制作に関わっている「夢知無恥ぷれぜんつ」の凸凹爆笑どんづまりコメディ&ショー「猫舌ブギ」ですが初日まであと10日、待った無しの状況になってきました。あせらず体調に気をつけていきましょう。
もちろんブギ踊ります。ブギじゃないのも踊って歌います。
ちんさんカッコいいですよ〜。吉川さんもすんごくダイナミック。

お話はネコジタのネズミ小僧をマンモス刑事が追っかけるという、なんだかわけのわからないようですが実に単純で誰でも楽しめ、さらにどーでもいい内容がふんだんに詰まっています。
出演者はもういいよといっても出たがる前回のメンバー+新たなメンバーが加わり、よりパワフルにかつ個性派ぞろいのメンバー。
新聞でチケットプレゼントをやって応募された方の中に、夢知無恥ぷれぜんつをムチムチプレゼンツと書くと殿方が喜びそうですね と書かれた御夫人がいらっしゃいましたが、そう小劇場レベルではなかなかお目にかかれない、殿方のハートがきゅんきゅんする美人もたんまり出ます。

笑いがすきな方もそうでない方もただ恵比寿で買い物したい方も、飲み会前の時間つぶしの方も、外にいると寒いからって方もなんでもいいんです。
そろってこぞってのけぞってお越しください。

2010年3月17日(水)〜21日(日) 
17日(水)19時、18日(木)19時、19日(金)14時・19時、
20日(土)14時・19時。21日(日)12時・16時。
恵比寿・エコー劇場 
料金 3800円(全席指定)好評発売中
出演 ケベ ミスターちん 建みさと 関口ふで 鎌倉太郎 吉川亜紀子 
   春馬ゆかり 他
http://www1.odn.ne.jp/muchimuchi/
チケット予約 090-8054-6849

昨日までは新宿の小学校の廃校を活用している
新宿花伝舎で稽古してました。
ここでは小劇団から大劇団までいろんなサイズのカンパニーが
舞台の成功を願って稽古に励んでいます。みんなガンバレ

門            休憩室
CA3C0230.JPGCA3C0228.JPG
posted by gutter at 15:48| Comment(0) | 演劇

2010年03月01日

すべては下等から始まった。

5年前の春、お昼ちょっと過ぎのことだった。
突然、下等の奥さんで女優さんのチホコさんから電話があった。
「下等が倒れた」血の気が引いた。「下等が倒れたから…」
「すぐ行きます」そう答えるのがせいいっぱいだった。脳出血で倒れ数年前に亡くなった親父のことがよぎる。頭か心臓か、どちらにしても大変だ。
くも膜下だった。救急車で慶應病院に担ぎ込まれたのだ。くも膜下は後遺症の心配は少ないが命を落とす危険は普通の脳出血の何倍も多い。病院に駆けつけると、チホコさんが一人集中治療室の前に立って待っていた。お医者さんの話だと、非常に危ない状態で手術は8時間くらいはかかり、助かる確率は3割だという。すぐに名古屋の実家に電話をかけ、お母さんに来てもらうことにした。下等とは名古屋の高校時代からの付き合いの一番古い友人で、一緒に演劇なんかをやった仲間だ。いま何をしなくちゃいけないのか何が出来るのか整理がつかない。こういう頭の病気は突然訪れ、患者とは話ができないのでこちらで判断するほかない。本人が何をしたいのか誰に連絡とったらいいのかを推測する。とりあえず下等の会社関係、友人、芝居仲間などわかる範囲で連絡した。
午後になって手術が始まった。手術中待合室で待っていられるの人間は、限られた近親者だけということで、チホコさん、ワタシ、それと心配して来ていただいたチホコさんの所属する事務所の方、親しい脚本家のホタルさんが、無事を信じ待つことになった。何時間か経つと、昼間騒がしかった病院は外来患者がいなくなり次第に静かになった。夜になると病院は一段と寂しくなり、病院の持つ独特の空気が充満する。清潔さと病の空気だ。そのうちに待合室の明かりだけを残して暗くなり、審判を待つ数組の家族が静かに待つだけになった。咳ばらいの音もははかられる重い空気がのしかかってくる。夜の9時ころだったか名古屋からのお母さんが到着した。一応の経過は説明したがなにぶん情報もないのでただ手術の終わりを待つほかない。さらに何時間か過ぎて真夜中になった。あんまり長く待っていると妙なもので気持ち的にも余裕が出来、小声で話し合うようになる。小声というのは 我々より早く手術が終わった家族の中に、深刻な悲しい知らせを受ける人達がいるからだ。ゆとりや余裕がなんとなく生まれたからといって軽はずみな事は言えない。
お母さんと下等の昔話が話題になった。高校時代のこと、東京から名古屋まで歩いたこと 懐かしい話が続いたあと、ふいにお母さんが触れてはいけない話を切り出した。
「イチカワちゃん、ホラ何て言ったっけ、ひろきとホラ演劇やってたじゃない。え〜何だったヘンな名前の」「…」首をかしげるしかない。チホコさんもホタルさんもうつむいて黙っている。周りにいるハンカチ握りしめて悲しみをジッと堪えている人達の前で言えるわけがない。「ホラホラ…だめねぇ年とっちゃって…イチカワちゃんあんなに長く一緒にやってたじゃない」「チホコさん何て名前だったっけ」チホコさんが口元ピクピクしながらオレの方を見る。耐えるしかない。やっと波が治まって静寂が訪れた時にお母さんが晴れやかな顔でこちらを向いた。まさしくアハ体験だ。
「ムチムチよぉ、ムチムチ、なんて変な名前つけたんだろう」
「あ〜ムチムチ、ムチムチ、イチカワちゃん忘れちゃったの」
(あっちゃー忘れてはいませんよ。お母さん声を落として落として)
チホコさんもホタルさんも笑いを堪えるのに必死だ。
ムチムチそう夢知無恥と書いてムチムチ。もっともこの場にふさわしくない名前、そうムチムチだったのだ。
下等は結局予定を越えた11時間もの手術が成功し、しばらく入院してケロッと治り、養生もせず、どうせ死ぬんだから好きなことをするといって15年も休んでいた夢知無恥の劇団活動を再開した。待合室のムチムチ連呼が脳に届いてしまったのだろうか?
かく言うオレもまたずるずる手伝っている。慶應病院の担当看護婦さんもちゃっかりお客さんとして呼んでいるんだが、看護婦さんの方もけっこう楽しんでいるようで今回の「猫舌ブギ」もお友達といらっしゃるとか…なんだかなぁ。

nekojita.jpg
posted by gutter at 14:14| Comment(0) | 演劇

2009年11月15日

話しかけられるお芝居(ちょっぴりネタバレ)

お芝居を先週二本続け見ました。赤坂レッドシアターで上演された「七本の色鉛筆」とテアトル・エコーの「お手を拝借!」です。この二本、ちょっとした共通点がありました。
どちらも出演者が観客に話しかけるところがあるんです。まず「七本〜」は、ワイルダーの「わが町」スタイルといいますか、狂言回し的な語り手(江間直子さん)が物語を説明しながら進行していきます。物語を通してお客さんに語りかけますが、この場合観客は話しかけられても、語り手もお芝居の一部なんだと理解して観てるので反応することはありません。これに対して「お手〜」は、熊倉一雄さんが最初と最後に出てきて普通に制作さんが話すようにお客さんに話しかけます。この場合観客は自分に向かって話しているんだということがはっきりわかります。観客参加型です。熊倉さん、最初なんか「携帯電話なんかジャンジャン鳴らして下さい」って言ってました。ワタシが観た回は鳴りませんでしたが、これはたまげました、笑いました。熊倉さんは最初と最後以外の真ん中部分は役で演じているので観客に語りかけることはありません。
どちらも話しかけられるお芝居で受け取りかたが違っているのに、お客さんがみんな理解して観ているのを考えると面白かったです。

さて肝心の中身ですが、「七本〜」は七人姉妹とお父さんの家族のお話、36年も前にかかれた矢代静一氏の脚本です。この36年で倫理感がずいぶん変わったと思うんですが面白かったです。お父さん役の小林隆さん、次女の江間さん、六女の黒木マリナさんが特に良かったです。演出も良かったのですが1点だけ気になりました。靴です。この問題はいつもあるんですが、部屋で靴を履くのはいいとしてもソファに靴履いたまま乗る芝居はちょっとひっかかります。この家族にとって大事なお客さまがくるのがわかってたら尚更ですね。この芝居じゃないんですがテーブルに腰かける芝居も嫌なんです。だってそんな人見たことないから。そこ惜しかった。ちなみに小林さんはエコー養成所出身、江間さんは無名塾、四女役の佐藤さんは安楽兵舎に出演される方ですし、音響の角張さんは子供シェイでお世話になってます。狭い世界ちゃあ狭いっす。
「お手〜」はものすごいバタバタで作ったのを聞いてて心配したのですが、ちゃんとしてました。そして観客参加型の新しい試み、客席が明るくパンフが読めます。さすがラサールさん、ただで本は遅くならないなって感服いたしました。演劇に少しでも関わったことのある方は文句なしに楽しめます。ワタシもその一人。全く知らない人が観たらどうなんだろうか、そこは正直わかりません。全体としてテアトル・エコーという劇団が持つ温かさを感じました。やさしい気持ちでリラックスして観たら楽しいお芝居です。25日まで
posted by gutter at 19:03| Comment(0) | 演劇

2009年11月05日

日本人が外国人を演じることについて

先日「奇跡の人」を見ました。主演の二人の芝居も悪くないのにドーモしっくりこない。サリバン先生が生きた時代の匂いが全く感じられないんです。飾り気のあまりない簡略化した装置のせいもあるんでしょうが、役者の台詞のいい回しも現代人が喋っているようにしか聞こえなかったです。兄が特にダメだったんですが、最近観たこの俳優さんの別の芝居は悪くなかったので演出なのかもしれないです。一緒に見に行った友人との共通意見なんですが、この舞台を新劇の文学座でもう一度見たくなりました。話が感動するのは観る前からわかっているので普通の芝居でいい気がするんです。YOUTUBEで映画のラストを確認したら、設定、台詞、動きまで舞台とほとんど同じでしたが、いいです。感動しました。

http://www.youtube.com/watch?v=i-Ey0RUICT4&feature=related

日本人が外人を演じるということは難しいものです。世界中の人がわかりあえるテーマなら、どんな外見や所作でも伝わるはずなのですが、やはり観る側が補う手助けがあるとより伝わりやすくなる気がします。もちろんやり過ぎはいけません。昔の新劇は洋モノ舞台を上演する時にはつけ鼻したようですがこれはやり過ぎでしょう。では髪の毛を金髪や茶髪に染めるのはどうでしょう。いまも無名塾なんかでは髪の毛を染めます。あんまり形で外人に見せるというのが好きではないのですが、すこしその世界に入りやすくなるのは事実なんです。仲代さんやテアトル・エコーの安原さんなんかはなんにもしなくても外人に見えるんですけどね。「奇跡の人」限界はあるのはわかってますがもう少し芝居全体ででも時代や設定の匂いを出して欲しかったです。ストレートな舞台の場合、できれば俳優は現代日本人からその時代の外人に少しでも近づいてほしいし、補って観られるような装置、音楽、衣装、ヘアメイク、演出なんかがワタシは欲しいです。とっても難しい問題ですけどね。
サリバン先生が実際に二十二歳だったというのは今回すごくうまく出ていると思うんです。
この問題、舞台は補って観られるんでまだいいです。
映画だとやりほうだいの部分もあります。欧米人は顔が同じなので、国境がありません。オードリー・ヘップバーンの戦争と平和とかだってロシアの話が全て英語。よ〜く考えればへんですよね。
昔の映画で「北京の55日」という映画あるんですがこれが最たるモノでして欧米人の兵隊さんを中国人が頭金髪にして奮闘してます。
映像でアジアと欧米はきつい。全員英語だし…
posted by gutter at 19:36| Comment(0) | 演劇

2009年10月29日

みなさま〜!お手を拝借〜!

11月12日からテアトル・エコー公演「お手を拝借!」が始まりますが、この劇団テアトル・エコーについて一言。いや二言三言。テアトル・エコーは2006年に50周年を迎えたので今年で53年になります。老舗です。そして熊倉一雄さんを始め初期のメンバーがまだまだ現役で頑張っていらっしゃいます。年2、3回やっている本公演はコメディオンリー、つまり喜劇を上演する劇団なんです。もちろん笑いの解釈は色々なのでコントやお笑いのように大笑いを期待しちゃいけませんが、WE LOVE COMEDYがスローガンの劇団です。なので今回の「お手を拝借!」も暗い、重いモノではなくって楽しい〜…たぶん…興味のある方はぜひ!お芝居のバックグラウンドもののようですよ。

ポスター
ote.jpg

テアトル・エコーの俳優さんは普段は声優さんで活躍されている方が多いんです。今回の出演者でいうと、まず熊倉さんはなんといってもヒッチコックの声。一度聞いたら忘れられない声です。ワタシが好きなのは「宇宙家族ロビンソン」のドクタースミス、あのいじわるでドジな悪者たまりませんわ。それから太田淑子さん、この人がスゴイ。「ジャングル大帝」のレオ、「リボンの騎士」のサファイア、「ひみつのアッコちゃんの」アッコですよ。シーイズど真ん中。あと海外テレビドラマファンなら大喜びの声優さんもいらっしゃいます。「ER」のケリー・ウィーバー役の小宮和枝さん、「デスパレートの妻たち」のイーディー役安達忍さん。彼女達に以前シーズンが終わった時、次が気になってちょっくら聞いて失敗したことがありました。そういうことは聞くもんじゃないです。
「マークがねぇ〜あっこれ以上は言えない〜大変大変」とかちょこっとささやきくれるもんだから余計気になちゃって…。でも忍さん!「デスパレート、いきなり5年後って何なの〜!」あ〜気になる気になる。
今回出られない方でもスゴイ方いらっしゃいます。その筆頭が納谷悟朗さん。銭形ですよ銭形。前に写真撮影した時、カメラマンのアシスタントがルパンファンで大喜びでした。普段もほぼ銭形の声ですからねぇ。あの声で「あ〜んカメラ目線でいいのかルッパ〜ン」なんて言われたら…ルッパ〜ンはさすがに言いやしませんがね。
納谷さんは演技だけじゃなくとってもセンスのある方でテアトル・エコーのロゴも納谷さんデザインなんです。

echorogo2.jpg

ワタシもマネてエコーのスタジオ部門のスタジオ・エコーのロゴ作りましたが敵わないですね。ちなみにエコー劇場に掛かっている旗のロゴはワタシです。お近くを通ったら見てください。先日の三茶de大道芸のロゴも作りましたが、街中に掛かっているのを見ると嬉しくなります。もし自分がいなくなっても残るのかと考えると感慨深いです。ただそんな残るものに文字の間違い見つけちゃうと地獄ですわ。
posted by gutter at 15:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇

2009年10月01日

スゴかった俳優座養成所

ちょっと前のことですが、恵比寿駅の西口を交番の方に出て、駒沢通りの横断道路を渡った所に古本屋がありました。なんとな〜く取っ付きにくい古本屋でした。いつも窓に筆で書いた標語みたいなのが2階3階に渡ってダラリ〜ンとかかっていて、退店される時も、ここを去るけど魂は死なず、みたいな文字が書かれていたと記憶しています。いまもどこかでやられているんでしょうか、ダラリ〜ンは続けていらっしゃるのでしょうか、頑張っていただきたいです。その古本屋の店先のワゴンセールで買ったのがコレ。信号待ちしててつい目に止まりました。

yakusha.jpg

面白いです。俳優座養成所の歴史がつまっています。養成所は1949年〜1967年までの18年間しかありませんでした。もう42年も前に姿を消しています。ただ今活躍する60歳以上の俳優のほとんどが俳優座養成所出身者といっても過言ではないでしょう。
例えば15期なんて凄いです。林隆三さん、原田芳雄さん、前田吟さん、夏八木勲さん、地井武男さん、村井国夫さん、秋野太作さん、浜畑賢吉さん、小野武彦さん、高橋長英さん、栗原小巻さん、赤座美代子さん、三田和代さん、 ひとつの期だけでそうそうたるメンバーです。劇作家の齋藤憐さんもこの期です。
ほかの期も書ききれないくらいの凄いメンバーでして、仲代さんは4期で宇津井健さんや佐藤慶さんなんかと一緒。3期には愛川欽也さん、渡辺美佐子さん、平さんは5期、市原悦子さんは6期、田中邦衛さんは井川比佐志さんなんかと一緒で7期です。
田中邦衛さんは三度目の挑戦でやっと受かったんです。二度目の受験で落ちた後、故郷に帰って小学校の代用教員をやってたんですが、あきらめきれず教員を辞めて執念の合格。教官に「三度受けたのも才能だ」と言われたそうです。面白いですね。
こんな養成所の裏話がたんまり入っていて、熱かった新劇の歴史を知ることができる貴重な一冊。信号待ち用のワゴンよありがとう!
今やっている『安楽兵舎』も5期メンバーですし、2月にやった『ワーニャ伯父さん』にも3期の楠木さんが出られていましたし、演劇の仕事していると必ずといっていいほど俳優座養成所出身の方に会います。
それから俳優座の建物は昔は六本木のランドマークだったんです。
「東京タワーの方じゃなくって、俳優座の方ねぇ」なんていって待ち合わせもしたんですが、今はヒルズとミッドタウンがあるからなぁ。
posted by gutter at 18:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇

2009年09月23日

過疎の「マクベス」が一番ド派手

無名塾の能登演劇堂公演「マクベス」を観に能登に行ってきました。
能登は町中が「マクベス」1色、嬉しいことです。

土産物屋さん、街の看板、駅、空港、あらゆる所にポスターが
CA3C0023_1.JPG   CA3C0024_1.JPG

CA3C0026_1.JPG   CA3C0030_1.JPG

なんたって(なんたって というと18歳と言いたくなりますが)
そんなことではなく、なんたって能登も七尾の田舎も田舎、田んぼのど真ん中。単線無人駅から徒歩20分、路線バスもない能登演劇堂で2ヶ月、50回公演、32500枚が全て完売。信じられないですわ。無謀とも思えるというか無謀ですよ。それがいまや700人以上がキャンセル待ち。県外からも1万人以上来るそうです。5〜6万かけても観たい舞台がそこにあるからです。これぞ町おこし。
演劇堂の最大の魅力は舞台奥の大扉が外に観音に開き、借景を演出として使えるところなんですが、今回は動くバーナムの森を創るため地形から変えちゃってます。六頭の馬が駆け抜けます。50人以上のエキストラが木を持って動きます。木を載せたトロッコがレールの上を動き、照明が森全体を動かします。これぞ大スペクタクル。実際、初日観たんですが凄かったです。
キャストがまた豪華、マクベス仲代さんに夫人が若村さん。言う事なし。
老境に入ってチャンスがめぐってきた解釈の仲代マクベスありですねぇ。余計に悲劇さを感じさせます。若村さんの狂うところなんかさすが観客を引きつける力が半端じゃないです。あとマルカムがいいヤツじゃなくて面白いし、マクダフ夫人も見捨てられた悲しさが出ていて良かったです。

G2走った馬も来てるそうです。(厩舎が外に出来てました)
9/23013.JPG

ゲネプロ(初日前のリハーサル)観た時はあんまり良くなくて楽屋がどんよりしてたんですが、役者って初日開いてお客さん入ると変わりますねぇ。全員のアドレナリンが集結していきなりきましたよ。お客さんもすごい反応。扉があいて馬が出て来たらオオッ〜とどよめき、カーテンコールでは自然なスタンディングオベ−ション。
と宣伝してあおっても券が全くないので申し訳ないんですけどね。

美術も迫力あります。(ゲネプロ)
9/23018.JPG  9/23_4064_1.JPG

ところで、ワタシはというと納めたパンフレットにちょっとミスが見つかりションボリ。黒地のとこだったんでロビーの片隅でマジックで修正してました。おかげで初日乾杯出遅れました。トホホ
なので挽回するべく物販コーナーで大声あげて売りましたよ。そのかいあって記録的な売り上げ。(芝居がいいから売れたんですけどね)
どうやら増刷出来てそこで直せそうです…ヤレヤレ。
タグ:無名塾
posted by gutter at 14:21| Comment(1) | TrackBack(0) | 演劇

2009年07月22日

100%ORANGE Tシャツにおじさんストラップ

子供のためのシェイクスピアカンパニーが今年で15周年。ということで記念グッズ、Tシャツとストラップを作りました。
Tシャツはチラシと同じビジュアル。100%ORANGEさんです。100%ORANGEのTシャツっつうだけで凄いです。
100_3891.jpg
枚数も各サイズ50枚限定。ファン垂涎のお宝Tシャツになること間違いなし。しかも2500円とはお買い得、早い者勝ちです。早い者が意外に少ないようですが…トホホくるときゃ来ますからね。お早めに!ORANGEファン!どうかねひとつ。
そしてもう一個がシェイクスピアおじさん人形ストラップ。劇中毎回出てくる人形、実は名前がないんです。というか名前をつけるきっかけを失ったというか「人形、人形」と呼んでたので人形で定着しちゃったというか そんな感じなんです。
正式にはシェイクスピアおじさんということになってますがシェイクスピアで出てきたことはたぶんなくって、いつも何役(マクベスではアンガス)かの役を演じてます。このカンパニーになくてはならないキャラクターですね。

左は下絵の途中、ここから腕を体にくっつけたり
帽子の形変えたりして右の完成形になりました
s.jpg     100_3848.jpg

ストラップも大人気(700円)Tシャツとセットで3000円とお得です。みなさ〜んよろしくお願いしまっす。といっても観に行かないと買えないので新宿紀伊國屋サザンシアターにレッツらゴー
15周年の中身充実のパンフレットも好評発売中です。
pan.jpg
お芝居は今週26日まで その後は地方もいきますよ。
詳しくは華のん企画まで
http://canonkikaku.com/
posted by gutter at 15:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇

2009年06月23日

『炎の人』を観た。

『炎の人』はヴィンセント・ヴァン・ゴッホの生涯を描いた舞台だ。市村正親さんがゴッホを演じていて良かった。凄い集中力、想いが伝わってくる。全身全霊をかけて役に取り組んでいるのがわかる。こういう捨て身の役者の演技は気持ちがいい。
芝居全体は自分の生理に合わない部分もあった。。まず前半1時間40分は長い。せめて1時間20分。この20分が大きい。そもそも1時間40分だけだったらなんともないのに、後半も1時間10分あると頭に入れて観ているせいなのか、ちょっと我慢大会というムードが出てきてしまった。進行がゆっくりで展開があまりないのも影響していたのかな。それと後半のアルルの黄色い家の美術の崩れすぎたパースも少し気になった。観劇中に役者の芝居がやりにくそうに見えたりしたからだと思う。ゴッホが狂うのは誰もが知っているので説明過多かもしれない。すごくキレイでステキな美術だったのでそこだけが残念だった。少し変くらいが狂気を感じるものなのだ。
実際、黄色い家の絵は少し変でそこがなんとも切なく痛々しいのだが引きつけられる魅力がある。耳を切った後の糸杉になるともう狂気がはいりこんでいて絵に引きずり込まれそうになるほどだ。4年くらい前のゴッホ展でこの本物を見た時にそう感じた。
凄い。けっこう小さい絵なんだが凄かった。

実際のアルルの黄色い家     
G-5.jpg     G-3.jpg
今回舞台を観て、ゴッホ展の時あまり気に留めなかった部分がよくわかり、よけいに興味が沸いた。宗教、模写、弟のことなど…評伝モノはそういう楽しさも多い。

模写がゴッホの絵の中には数多く出てくるがその中に浮世絵の英泉がある。
「雲竜打掛の花魁」という絵が「パリ・イリュストレ」という雑誌の表紙に、なんと逆版で掲載されていて、ゴッホがそれをトレースして絵を描いたのでゴッホの絵も逆版になっている。もとの絵には英泉という文字の落款が入っているので日本人なら間違えない。いまやったら刷り直しだ。職業柄ヒヤヒヤする。
本物   雑誌       ゴッホ
eisenoiran.jpg zasshi.jpg ref1.jpg

渓斎英泉。浮世絵の中で一番好きな画家だ。H作や駄作も多いのだが女性をただきれいに描くだけではなく、日常の生活の中の気持ちや息遣いが感じられる作品が面白い。ため息ついてたり、口紅塗ってたり、針仕事してたり…今様美人十二景はその代表作だ。
そこいくとゴッホの模写した「雲竜打掛の花魁」つまらない。普通だ。
英泉、もっといい絵があるのに…なんて思ったりもした。

G-4.jpg テオ
弟のテオのことも少しわかった。ゴッホが亡くなったわずか5カ月後に亡くなっている。33歳、彼もまた精神を病んでしまったようだ。ゴッホは生前1枚それも400フランという安値でしか絵が売れなかった。
画商のテオは兄ゴッホの才能をどこまで信じていたのだろうか?売れなくても底知れぬ凄さは感じていた気がするし、何よりもお兄さんのことが大好きだったのだ。
もし才能がなくても画家でなくても兄のことを生涯気に掛け、支援し続けたに違いない。
700通に及ぶゴッホの書簡集の最後には
「ともあれ、僕は僕自身の作品に対して人生を賭け、そのため理性は半ば壊れてしまった─それもよい…」と締めくくられている。壊れゆく兄を守り、最期に立ち会った弟。
ゴッホもだが、なんだかテオが可哀想でならない。
タグ:炎の人
posted by gutter at 14:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇

2009年05月29日

舞台の裏方についていて大失敗したこと。

先日国立劇場で前進座のお芝居を観てきました。前進座といえば、二十二三の頃、まだデザインのデの字も知らない頃に、前進座の演出部の仕事についたことがあります。
そしてとんでもない大失敗をした苦い経験も…
歌舞伎の「傾城反魂香」と「遠山の金さん」の2本立て。
「遠山の金さん」ではお白州の場面で金さんが出てくる所の自動ドアの上手側を担当しました。最初の金さん登場のシーンでは花道の揚げ幕もやったんです。
舞台上では娘さんが悪者に手込めにされかかっていて、必死で金さんの助けを呼びます。
「きゃー」「助けて〜金さ〜ん」「金さ〜ん」「助けて〜」
花道入口控えの間の梅之助さん、すぐに助けなんかいきません。
じらしにじらしまして ここぞという時に私に合図があり、揚げ幕のチャリンという小気味よい音とともに登場です。
お客さんは娘さんの危機なんかそっちのけで金さんに大拍手。
悪者もストップモーションです。
金さんも出たもののすぐに助けにはいかず手ぬぐい配ったり…

で、失敗した方は歌舞伎の方なんです。
「傾城反魂香」は「ども又」という名でも愛されている演目です。
ざっくりストーリーを言うと、絵師でどもりの又平はその吃音のせいもあり長年師匠の苗字を名乗ることを許してもらえません。苗字を名乗ってはじめて一人前と認められ絵師として身を立てられるのです。しかも師匠は絵師としての手柄を立てない限り苗字は授けられないと高いハードルを与えました。そこへ、弟弟子が屏風から抜け出た虎を筆で消すというすごいことをしたため、先に苗字を許されてしまいます。すっかり絶望した又平は死を決意しました。そしてこの世の名残に手水鉢へ自画像を描いたところ、この絵が手水鉢の裏側から表に浮き出る奇跡が起こります。これにより又平は、苗字を授けられたのです。
お分かりでしょうか、屏風から抜け出る虎、そして手水鉢の中に潜り込み、浮き出る自画像を描く役目でした。
又平も梅之助さんです。梅之助さんの「うんっ」という声の合図とともに、自画像を描く動きを背中で感じ、少し遅れて手水鉢の前に貼ってある和紙に中から筆で日本画風に描きます。
墨汁にアルコールを少し混ぜてあり、微妙にふわ〜っと絵が遅れて浮き上がるものですから、お客さんは絵がでた瞬間大喝采。気持ち良かったです。
で、失敗はそのリハーサルの時、芝居で言うとゲネプロ。
上手舞台前にある手水鉢。狭いながらもステキな我が家…って感じで人一人入れるだけのスペースをを仕事しやすいように、過ごしやすいように細工してました。お芝居の途中でケコミからスッと黒子衣裳で手水鉢に入るんですが、いったん入ったら40分くらいいなくちゃいけないので、筆差し、墨汁入れ、飴なんか置いておくとこ、すんごい小さな時計掛けたり…そうこの時計が間違いでした。
ゲネプロ最中にアラームが…チチッ…チチッ…チチッ…チチッ ん? なんだこの音? ギョエ〜
その時は上手袖にいたんですが血の気が引きました。下手袖を見ると、舞台監督がカンカンになってるのが見え、あわててアラームを止めに入りました。怒られたなぁ。ゲネプロで良かったですよホント。

久々に観た梅之助さんは79歳。かくしゃくとしてらっしゃいました。格好良かったです。
まだまだお元気で頑張ってください。
タグ:ども又
posted by gutter at 19:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇

2009年04月24日

たかがハナ、たかだかハナのハナシらの。

「シラノ」のパンフレットやってます。「シラノ」というのはシラノ・ド・ベルジュラックという優れた詩人にして勇猛な剣の達人という文武両道の人のお話です。美しい言葉を操る荒くれ者といったところでしょうか。この方、実在した人物がモデルなんですが、並はずれたでかい鼻の持ち主でコンプレックスがすごくあり、そのため恋する女性(ロクサーヌ)に告白できないでいるんです。ロクサーヌからは好きな男性の相談を持ちかけられて…奔走しちゃったりして…あ〜も〜いじらしい。
気になる方はお芝居か映画を御覧ください。
で、このシラノ、話がとても面白いのでむか〜しから色んな男優さんが演じています。
このパンフをやるために色々と資料揃えました。他のデザイナーさんのことはよくわからないのですが、パンフレットやるのに最初にやるのが脚本を読み、それから映画化されていればビデオを観、そして資料集めます。理由は内容を充実させたいのと、同じ演目でやった他のパンフレットよりもより良くしたいからです。ヤフオク、ネット、図書館。お世話になってます。ネットで便利になりましたよ。こういう時つくづく思います。
で、ハナ、鼻ですよ。鼻といっても実に様々。宣伝写真用の付け鼻と舞台用のは違うんで比べにくいんですが、並べてみました。
鼻部分無断転用すみません。お許しください。

どうでしょう誰のシラノの鼻かわかりますか?

1. 2.
1hose.jpg 2pal.jpg

3. 4.
3jan.jpg 4shimada.jpg

5. 6.
5emori.jpg 6nakadai.jpg

7. 8.
7ichimura.jpg 8mifune.jpg

9. 10.
9shirano.jpg 10kaga3.jpg

1.ホセ・ファーラー。ローズマリー・クルーニーの旦那さん。ということはジョージ・クルーニーのオジサンです。シラノでアカデミー主演男優賞もらってます。すっごく飛び出た鼻ですね。ありえない鼻。2.ジュラールド・パルデュー。名優です、このお方も。このシラノもアカデミー候補になりカンヌでは男優賞もらってます。これがオーソッドックスかな。3.ジャン・ポール・ベルモンド。舞台です。来日公演もあったようです。自前でいけそうなお鼻の持ち主ですが、とんがってますね。ハンガーとかかかりそうです。4.島田正吾さん。「白野弁十郎」という舞台で当たり役だったようです。団子っパナで和風。緒方拳さんがこの役を引き継ぎ、一人芝居「白野」を鼻を付けないで演りました。5.江守徹さん23年振り再演時のパンフの宣伝写真から…ちょっと上向きの団子。つかみたくなります。6.仲代達矢さん。下向き鷲鼻風。力強いですね。洋風です。7.市村正親さん。スマート、実にスマート。このまま引っ張ればピノキオいけそう。8.三船敏郎さん。「或る剣豪の生涯」関ヶ原前の戦国時代に置き換えた翻案もの。ちょっと横に広がりすぎ。穴でかすぎ。なぜ高くしなかったんでしょう。9.シラノ本人。でかいっつうかちょっとカギ鼻程度。まあこんなもんでしょ実際。10.鹿賀丈史さん。けっこう自然な盛り上がり。パルデュータイプでしょうか。舞台用はまた少し違うようなので興味のある方は5月5日からの日生劇場でご確認ください。ミュージカルです。
タグ:シラノ
posted by gutter at 20:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇

2009年03月25日

最後を二つ観劇する

2005年から2009年まで160ヵ所315ステージ。
「ドライビング・ミス・デイジー」の上演記録です。その最後の公演を見てきました。何回観ても飽きない観るたびに新しい発見があるいいお芝居です。出演者は置いておいて、本がいい。まぁよく書けてる。小出しに大切なことがちょこちょこ出てきてそれが貯まっていく、小出しの時は食い足りないんですが通してみるとそれでよかった、そんな感じです。何度も観ると脇の方も観られてそれもいい。こういう良い芝居に参加できるのはすごく嬉しいことです。

役目を終えたデイジーとホークの車
100_3387.JPG


23年4カ月 770公演
シアタートップスの上演記録です。その最後の文化祭を観てきました。19時からの劇団一跡二跳、泪目銀座、ラッパ屋の三本立てオムニバス公演とサンシャインボーイズの復活公演を続けて観させてもらいました。観る前は疲れちゃうかなと思ったのですがまったくへっちゃらでした。まだオムニバスなら二本いける感じ。
劇団一跡二跳14回、泪目銀座5回、ラッパ屋20回、東京サンシャインボーイズ7回それぞれ今までトップスで上演しています。泪目銀座に出ていた村田雄浩さんはアクターズ・スリル&チャンスで10回出ています。トップスの常連の人達のトップス好きが舞台から伝わってきました。芝居的にはラッパ屋が面白かった。トップスの狭い空間をいかした巧みな本と演出。小さなしかけに大きな余韻。ちょっとやられました。
オムニバス公演の最後には三劇団みんな揃って観客も一緒に全員で1本じめ。
この楽しくて悲しく寂しい文化祭のことを、これから何年も何年も新宿にくるたびに思いだすのでしょうか。大変だったけどアーカイブムック本がやれてよかったです。

ビルの手前の角にある本の裏表紙にも使用した看板
100_3390.JPG
posted by gutter at 21:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇

2009年03月23日

ここんとこ仕事は演劇にどっぷり

ここんとこ芝居の仕事が増えています。嬉しいのですが偏るのもよくないので違うものもドシドシやっていきたいです。
大不況なので仕事があるだけいいんですけどね〜。
で最近やった主な芝居の仕事。まずさよならシアタートップスのムック本。

23年4カ月、全てが100ページにつまってます
全公演情報掲載
tops.jpg   tops2.jpg
両A面構成で左側がアーカイブ表紙、右側が最後の文化祭表紙、
三谷さんのインタビューとか公演回数ランキングも載ってます。

忙しい中、演劇界のいろんな人たちがあたたかいメッセージくれて、とてもいいモノに仕上がってます。ただ全公演のクレジット載せているのでなんかしらどこかしら間違いはあるかと思われます。大目に見てください。ワタクシ臆病なのでいいモノが刷り上がっても誤植発見するされる恐怖で納品後はじっくり見られないんです。あ〜コワコワ
それから新国立劇場『鵺』

nue.jpg

鵺とはサルの顔タヌキの胴トラの足ヘビのしっぽを持つ化け物で源頼正が退治したという伝説があります。頼正は実在の人物なのでこういう伝説はどのように出てくるのか不思議ですわ〜。こういう異動物が合体したモノはキマイラとも言って世界中に登場します馬の頭が人間とか…アレなんて言いましたっけ。なぜ東洋にも西洋にもあるのか本当に存在したことがあったのか、とても興味がありますわ〜。ちなみにお芝居は化け物退治の話ではありません。人の内面の深層に鵺が現れるようです。元は能ですが現代にしてあります。坂手さんが本、鵜山さんが演出、三津五郎さんと田中裕子さんらが出演。どんなに鵺になるか楽しみです。チラシは福井利佐さんの切り絵、切り絵ですよ。ちなみにデザインナイフの刃の角度は30度を使ってるようです。凄い!

ほれから子供のためのシェイクスピア『マクベス』

tokyo.jpg

これまた100%ORANGEさんがグっとくる絵を描いてくれました。手と血の流れをデザインした、かなりアーティスティックな仕上がり、いいんじゃないですか〜。手前味噌もたっぷり作ってます。
posted by gutter at 20:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇