2017年03月01日

アラララ、ベイティ

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アカデミー賞授賞式で作品賞を間違えるハプニングがありました。
『俺たちに明日はない』コンビのフェイ・ダナウェイとウォーレン・ベイティは本当にお気の毒。ボニー&クライドで蜂の巣にされて以来のショックかも。映画の二人は格好よかったけど、兄貴役のジーン・ハックマンが抜群でした。彼はこの時37歳。30歳過ぎてから俳優を目指したから遅咲きですね。横道それましたベイティの話。ベイティはシャーリー・マクレーンのメイテイではなく、シャテイでもなくジツテイ…というか実の弟なわけですが…二人似てないですよね、名前も違うから言われないとわからない…で、この名前の読み、ベイティだったんですね。ずっとビューティかと思ってました。中学の時に雑誌スクリーンで見てからずっと間違えてました。ベイティだったなんて。
それで調べてみたんですが『俺たちに明日はない』の時はビーティ。『天国からきたチャンピオン』の時もビーティ。デビューの『草原の輝き』の時もビーティ。最初っからビューティではなかった。ビューティビューティ〜は全く間違ってましたわ…思い込み。「ウォーレン・ビューティよかったよね〜」とか言ってたかと思うとお恥ずかしい…
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いつからビがべになったんだろう。まぁこういう翻訳の間違いや変更はよくありますね。
極めつけは『タクシードライバー』右が兄貴が買ってきたパンフ、左がオレの。オレのはマーチン・スコシ−ジで兄貴のがアララララ、マーチン・スコルセーセ。スコルセーセ? セーセって? 本当はみなさん御存知、スコセッシ。調べてから刷ろうよ。名前の読みを音で聴いてから刷ろうよ。それにしてもスコルセーセはないわ。と言いながらもこのパンフお宝です。
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2015年06月21日

ゲオからツタヤへ

近所のゲオが無くなってしまい仕方なく遠くのツタヤに行っています。ゲオで1週間50円のこともあった準新作を390円で借りなくてはならない。390円はないだろうと思っていると4本なら1000円になるという罠に引っかかってついつい沢山借りてしまう。見逃している映画も多いのでここぞとばかり色々観てます、その中から…
「インサイド・ルーウィン・ディヴィス」
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なにはなくともコーエン兄弟は観ちゃうんですが、今ひとつでした。猫がでていたからなんとか最後まで持った映画。途中で猫が変わってる事発見しながら観ました。猫侍と同じですな。だいたい猫侍でも籠に入れて運ぶよ。飼い猫でもないのにただ手で持って運ぶ事自体が不自然。「ハリーとトント」と絵面がそっくりですが、あのぐらいの仲になっても移動中はひも付き。音楽がらみの作品でいうなら「オー・ブラザー」の方がずっと良かったし、ミュージシャンの映画ならドキュメンタリーですが「シュガーマン」には遠く及ばない。期待が大きかったからガッカリも大きい。だけどコーエン兄弟作品は次もまた観ますね。
「ジャージーボーイズ」
まずウッディ・アレン調の客に語りかけるのがイヤ。あれで冷めました。ほんで前半が退屈。正直クリントイーストウッド作品でカタルシスを感じたことがないんで彼とは馬が合わない。曲だけ。監督の演出と波長が合わない。ほぼ同じ構造の「キャデラックレコード」の方が面白かったかも。ただ舞台はすごく面白そう。生であの展開であの曲なら間違いないでしょう。
「そして父になる」
是枝監督という事である程度わかっていたけど、想像こえる巧さにうなりました。すごく面白かったです。観る前から子どもを間違えられる話と知ってても引き込まれる。一人一人の人間がちゃんと計算され訓練され描かれている。福山が出てるってことがちょっと遠ざけていたけど福山じゃなきゃダメだった。お見それしました。タレントがお芝居してるって印象が変わりました。ガリレオとかもうやんない方がいいんじゃないかな。またリリー・フランキーのいいこと。10年くらい前まで自分の中では安斎肇に似た感じのイラストレーターって認識でしたが、頭と勘のすごくいい人なんでしょうね。彼を観てると役者の訓練って何なんだろうって考えちゃいます。好きなものがいっぱいあること、役を面白がってリラックスして集中すること、なのかな。自意識も高いんでしょうしどっかで屈折もしてるんでしょうが、それも含めて役者に必要な部分が備わっている。ぐるりの時は絵が描けるからなんだと思ったけど、今回電気屋さんに見える。感服。あと四人の大人の中で、結婚し子どもがいるのは真木さんだけ。だからなのか子どもとふれあう時の強さと優しさがステキでした。彼女の作品の中でも一番良かったです。
2013年のキネ旬1位は「ペコロスの母に会いに行く」。「舟を編む」が2位で「そして父になる」が6位ですが、ペコロスはつまらなかった。圏外。なら「そして父になる」と「舟を編む」でどちらかというと完成度や巧さでは「そして」なんだけど作品の力は「舟」。自分が選ぶなら1位「舟」で2位「そして」ですね。
「そこのみにて光輝く」
そこへ行くと、この映画が2014年度のキネ旬1位ということなんですがあんまり面白くなかった。去年は不作だっのかと思ってしまう。ダメじゃないけど、生々しく密に表現されてるだけでストーリーや展開に新しさはない。長いしある意味予定調和。おそらく30年くらい前に書かれていると思いますが、今観ると時代の焦点が微妙にずれててなんだかしっくりこない。「海炭市叙景」の方がずっと面白かったです。ただ弟役の菅田将暉、彼にはビックリしました。よく調べたら舞台もよくやってる役者さんのようですがスゴく良かったです。こんなにいいと思った若い人は最近ないかも。観終わってすぐ誰なのかパソコン立ち上げて調べました。主役の二人も高橋和也もいいけど、あの弟の役はそうそうできないなって思いますね。これから日本を代表する役者さんになるような気がします。
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2014年11月10日

H氏からのFAX

11年前のある日、1枚のFAXが流れてきました。OKだという内容のFAX。送信票として使っているのかもしれませんが、このFAXは捨てられません。(内容は消しました)
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妹尾河童さんとはその時に一度だけ無名塾の「森は生きている」でご一緒しました。ご一緒したといってもパンフレットに載せるための原稿をもらっただけなんです。それでも、緊張しました。河童さんは舞台美術家であると同時に優れたグラフィックデザイナーでもあるからです。原稿に文字組の指示がしてあり同業者感覚を感じて嬉しかったです。イラストなんですが少年Hはともかく軍服の少年も河童さんご本人でしょう。Hとは河童さんの本名肇(はじめ)のH、本を読んでいたのでご本人のHにいたく感動しました。

それから最近、長らく気になっていた映画の「少年H」を観ました。本が良かったので観るのをためらってた所もありますし、戦争ものを遠慮していた所もありました。映画は、もうちょっと本で感じたグゥ〜と盛り上がる頂点みたいな感じが欲しかったんですが、画もキレイで臨場感もたっぷりでとても良かったです。特に父親役の水谷さんがいい。水谷さんってパターンで芝居する俳優さんのイメージがあったんです。若い頃は「傷だらけの天使」や「男たちの旅路」のヤンチャで「…ナ〜ニヤッテンノ〜」って首ふりながら語尾を伸ばすイメージ、右京さんの「…ですねぇ…ジョロロロロ〜」と妙に落ち着き払ってひとり遠くにいっちゃってるイメージ。つまり型にはめて演技するイメージだったんですが、妹尾家の父親はとても自然で気持ちがわかって懐が深い。スゴく良かったです。右京さんばっかりやらないで普通の役ももっともっと観たいですね。
河童さんは80歳をこえ、いまは老年Hですが、まだまだ現役で頑張っておられるようです。何か機会があればまたご一緒したいです。
タグ:妹尾河童
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2014年01月07日

くにとは何だろう? 

年末に観た映画は思想や価値観の違いや理不尽な政治に振り回される家族の話。どちらも、くにとは何かを考えさせる作品でした。
「再会の食卓」
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1949年、共産党に敗れた蒋介石率いる国民党は台湾に退却。殆どの軍人が家族を本土に残したまま台湾に渡り、数十万世帯が生き別れの状態になりました。これは中国に身重の妻を残し台湾へ渡った元兵士が、本土帰省を許可され40数年ぶりに帰ってくるお話。妻にはすでに新しい夫と家族がいる。元夫を精一杯もてなし、食卓を一緒に囲む妻と夫…年老いた男女三人の過去と現在が行き交います…。
「かぞくのくに」
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1980年くらいまで在日朝鮮人にとって北朝鮮は理想郷と称えられていて、帰国事業が盛んに行われていました。9万人以上が帰ったとされています。その中に家族と離れ、半島に渡った中学生がいました。彼は現地で結婚し子どもも生まれましたが、以来日本の家族とは再会できなかった。その彼が病気の治療をするため日本滞在を許され25年ぶりに帰ってくることに…。

「シュガーマン」
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くにによって全く違う評価という意味合いでは、同じ時期に観たドキュメンタリー映画「シュガーマン」が凄く面白かったです。1960年代後期にアメリカでデビューするも全く売れず消えた歌手が、なぜか地球の裏側では誰もが知っている大スターになっていた。30年後の90年代になって熱狂的なファンが歌手を調査すると…。

くにに戻っても、埋められなかった時間。
くにを動かなければ、幸せだった人生。
くにに愛されず、よそで愛されていた歌。

くにとは何だろう? 映画から教わる事も多い。
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2013年12月30日

スクリーンとスタア

10日くらい前の事。普通の昭和の醤油ラーメンが無性に食べたくなってネットで調べ、あまりいかない小田急線に乗りました。ラーメンは思ったものとは違ってガッカリだったんですが、思わぬ収穫がありました。知らない街に行くのは楽しいもんです。知らない場所へいって古本屋を見つけるとまず入ってみます。そこでみつけた掘り出しものがコレ。
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昭和20年代後半の「スクリーン」と「スタア」です。60年前くらい前ですが、映画全盛期の洋画専門雑誌。この中でもヘップバーンとモンローの表紙の号が光っています。60年も経っているのに、ヘップバーンとモンローを超える輝きを放つ女優さんは出ていません。二人はやっぱり別格ですわ。さらにモンローが表紙の「スタア」(1954年5月号)に掲載されているシナリオは、なんと「ローマの休日」。日本で公開されたばっかりの時です。こりゃヒットだなと思ってたらスリーベースになっちゃった感じ。すかさず抱えました。「ローマの休日」はこの間もテレビでまた観ましたけど何度観てもヘップバーンが「…ロゥマ…」って言うところでウルウルきちゃいます。さらにさらに、この当時の「スクリーン」の目次デザインは野口久光氏がやっていて、野口さんのイラストが惜しげもなく目次に使ってあります。表紙じゃなく…目次…凄すぎる。
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また2つの雑誌とも中身は書き文字デザインの宝庫。勉強になります。映画の広告ページも豪華すぎます。「素晴らしき哉、人生!」ですよ。この映画はクリスマスに一番観られる映画。名作中の名作です。アメリカで感動する映画1位だとか。このタイトル文字もイイですね。
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さらにさらにさらに、(もうおさらが10枚くらいになっちゃたかもですが…)
スクリーンが1冊100円、スタアが200円ってどういう事?安すぎます。
その古本屋にあった15冊ほどを全部買いたかったんですが、ほかに荷物もあったんで泣く泣く5冊だけ買いました。どこの古本屋って?
いや〜だから最初っから小田急線とボカしてあるんですよ。早く行かなくっちゃ。
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2013年11月27日

一日に観た映画、最高何本?

続いて映画の話。これは前にも書いたのですが、高校生になってキネマ旬報を買うようになり、当時連載されていた和田誠の「お楽しみはこれからだ」にすごく影響受けました。映画の名セリフシーンを1ページずつ、あの似顔絵イラストと巧みな文で解説しています。ビデオもDVDもない時代だったんで「お楽しみはこれからだ」に登場する映画がいつか観たい映画リストになっていました。中でも和田さんが好きなビリー・ワイルダーが気になる気になる。代表作の「昼下がりの情事」と「麗しのサブリナ」を名古屋の名画座かなんかで観たらますます他の作品が気になる気になる。特に和田さんオススメの「アパートの鍵貸します」が観たくってたまらない。

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高校1年の夏休みのことです。キネマ旬報の巻末に東京の映画館情報が載っているんです。これがいけない。田舎の映画館がたった2軒なのに東京には100以上もあることが、東京に行けばいつでも観たい映画が観られることがわかっちゃう。腹ぺこなとこへ高級食堂のウインドーが現れるようなものです。それでなんとな〜く見てると、文芸座のオールナイト5本立て「ビリー・ワイルダー特集」の文字が飛び込んできました。「アパートの鍵貸します」も入ってるじゃありませんか。なんてステキなトコロなんだろう東京…。その週がチャンス。ですが、遠い。在来線と新幹線で5時間はかかる…遠い。え〜い、もう矢も楯もたまらず、どうしても観たくなってしまい、どうやって親に話したのか忘れましたが、一路東京に。
ちょうど東京にいた映画マニアのおじさんが東京駅まで迎えに来てくれて、文芸座のある池袋へ向かいました。直行です、池袋には昼過ぎに着きました。オールナイトは夜10時からなんで、まだ十二分に時間はあります。
当時池袋の東口を出てパルコの先の左方向には、映画館がズラーっと並んでいて、一番奥まったちょっと中に入ったとこに目的の文芸座がありました。
とりあえずご飯を食べながら…
オジサン「どうする?映画観るならつきあうよ?」
映画の前に映画。カツ丼の前の親子丼。映画マニアと映画少年なら普通にあり。
とりあえずオジサンと二人で一番近くでやってたジーン・ハックマンの「フレンチコネクション1+2」の2本立てを観る。
やっぱり1の方が面白かった。
で、夕方にはなったけどまだ時間はたっぷり
オジサン「どうする?オレんとこ上石神井だけど、寄ってからまた池袋戻ったらいそがしいし、どうする?」
オレ「いいよ。この辺におるわ。どこいったらいいかわからんから映画でも観るわ」
映画の前の映画の後に映画。カツ丼の前の親子丼の後に玉丼。ありではない。だけど田舎もんはしょうがない。オジサンは映画館にいるのならとなぜか安心し、サヨナラ〜。それで、さっきよりもうちょっと文芸座に近寄った地下の小さな映画館で、ドリフターズの古い2本立てを観劇。正直あんまり面白くはなかったけどオールナイトまでの時間をうまくつぶせたので良し。
いよいよオールナイト。はじめてのオールナイトを観る自分にちょっと酔っております。ビリー・ワイルダー5本立ては「昼下がりの情事」から始まって「ねぇ、キスしてよ」「あなただけ今晩は」「恋人よ帰れ、我が胸に」と続き最後が「アパートの鍵貸します」。
最初が少し眠かったのですが大好きな映画だったのでなんとかのりきり、結局観終わってみれば最後の「アパートの鍵貸します」が一番面白かった。
で、満足感、観た感たっぷりで、そのまま山手線のって東京駅から帰路。
どこへも寄らず、泊もせず。1日9本。
いまは2本でも無理です。何しろ映画に飢えてたし、若かったわ〜。
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2013年11月26日

お芝居で映画館と生ゴジ

燐光群のお芝居「ここには映画館があった」を観てきました。
映画が斜陽になりつつあり、映画館がだんだん無くなっていく時代をとりあげた作品。自分の映画体験そのものでした。観た回は長谷川和彦監督とのアフタートーク付き。撮った作品は2本だけ。それから30年以上も撮っていないゴジと呼ばれる長谷川監督は、半端なく凄く、面白かった。

子どもの頃から映画が好きだったんです。映画マニアのおじさんがいて兄貴と二人、影響受けました。小学校〜大学までは映画一色。育った港町には映画館が3つあり、毎週のように通ってました。ぴあみたいな情報誌はもちろんなく、前もってスケジュールを確認する習慣がなかったので、ほとんど行き当たりばったり。途中から入って1周半観ちゃう迷惑な子どもでした。よく行くんで終わった映画のスチールをもらったことも。そのうち兄貴と競争するようにサントラ盤や映画雑誌を買うようになりました。雑誌はスクリーンとロードショーが出てたけど、後発のロードショー派。よく表紙を飾るジャクリーン・ビセットが好きでパネル張りまでしちゃってた。
それからいっちょまえに通ぶってきてキネマ旬報へ。ロードショーは洋画情報ばっかりだけどキネマ旬報には邦画情報もどっさり。そこで気になるのがキネマ旬報ベスト10。かろうじて洋画は地元近辺で網羅できるけど、自称映画通としては邦画のベスト10も観ないわけにはいかない。いかないけど、観たくてもアングラなATG映画なんて地方ではやってない。
観たい欲求が溜まりに溜まった状態で大学で東京に出てきたもんだから、その辺り観まくりました。

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その中の1本が1976年度キネマ旬報1位ATG映画の「青春の殺人者」。長谷川和彦監督の衝撃のデビュー作です。ギッラギラです。水谷豊もギッラギラ。「傷だらけの天使」でショーケンの後を追っかけ「男たちの旅路」で鶴田浩二に説教されてた我らが水谷豊。チンピラで反抗の象徴でした。
先日、仲代さんとパンフレットの打ち合わせの時でした。仲代さんが突然、昨日「青春の殺人者」観たけどすごく面白かったよ。とおっしゃいました。BSで観られたのかDVDで観られたのかわからないですが…それで
「あいつ何やってる?」って聞かれるので
「長谷川和彦監督ですか、長く撮ってないです」
「何って言ったかな」「ゴジですか」「そうゴジ、ゴジ」
それから映画の話を少ししました。
偶然なのか必然なのか。製作の規模じゃなく内容で映画に出演する仲代さん。満を、満を持して作りだす長谷川監督の映画にもし仲代さんが出たら凄いだろうなと夢みました。

まだあきらめてはいない、そう言って会場を去る監督の姿はまぎれもなく現役でした。
タグ:長谷川和彦
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2013年11月22日

クセモノ映画の魅力

最近もの忘れが酷くなったのか、DVD借りる時、観たかなぁどうだったかなぁとわかんなくなってしまい、やっぱり観てたってことがたまにあります。この間やっちゃいました。普通はここで観てたよ〜おってガッカリするんですが、ところがどっこい面白かったです。
「エターナル・サンシャイン」
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ケイト・ウィンスレット、ジム・キャリー主演。記憶がテーマの映画なのに観たことを忘れてるってなんだか変な話ですが、中身はおかしくってヘンテコで温かくってオススメです。作らないジム・キャリーもいいけどケイト・ウィンスレットが抜群。彼女はほんとに何観てもいい。等身大の役の人物がより魅力的に見える。今となってはタイタニックに出なかったら良かったのにとさえ思っちゃいますね。
変な世界観のあるクセモノ映画って出来不出来に関わらず惹かれます。「エターナル・サンシャイン」は脚本がチャーリー・カウフマン。「マルコビッチの穴」の脚本家です。マルコビッチはぶったまげました。クセモノ映画No.1。あれを超えるモノはまだないですね。で、あれだけ面白いと監督や脚本家を追っかける鑑賞連鎖が始まります。その時のカウフマン制覇で観たのかも。ただクセモノってハズレも多いんです。「ヒューマン・ネイチャア」はヘンテコなだけだったし「脳内ニューヨーク」なんてGEOの100円も返してほしいくらい。ミシェル・ゴンドリーやウェス・アンダーソンも当たりが少ない。でも観たくなる。それがヘンテコなクセモノの魅力。ハリウッド的予定調和感動大爆発ばかりじゃつまらないんです。
クセモノのビッグネームで言うとテリー・ギリアムなのかな。出身のモンティ・パイソンが30年振りに再結成するとか。70代になった彼らがどんなオバカでヘンテコなモノを見せてくれるのかワクワクしますね。
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2013年10月11日

悲劇を観ました

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能登に行く前の日、ユーロスペースに「日本の悲劇」を観に行きました。そこは、映画が観たくて来ている人しかいない映画館。ついで、時間つぶし、デートのあて なんての人はいない。ロビーがクセ者ぞろいで面白い。久しぶりに行ったんですがやっぱりいいですね。
映画は面白かったです。昔、ATG映画を観ていた感覚が蘇ります。テレビで流行りのドラマはどれもウソくさい演出と演技ばかり。ちょっと辟易していたので、あ〜コレだったんだな、と忘れていたものを思い出しました。
もちろん作り物っぽいエンターテインメントなドラマがあってもいいし、好きなものもあるんですが、登場人物観てても、こういう人いるな〜とは実感できないんですよね。

基本モノクロ。カメラも据え置きで家の台所の撮影がほとんど。効果音の使い方がとてもとても面白いです。登場人物は四人だけなんですがほぼ二人芝居。仲代さんと北村さんです。仲代さんはもちろんですが北村さんもすごく良かった。ニヒルで内面に向かって芝居をする人だと思ってけど違っていました。
観終わってから、北村さんは見た目は困窮するイメージが薄いので、そこがどうかなと感じましたが、わざと彼なのかも。あえてそういうタイプにしたのが狙いかもしれないです。
観る機会があったらぜひ!大作や流行ってるものしか観たことのない人にぜひ!
タイトルは監督の奥様が書かれたのかな? デザイン的にも刺激になりました。
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2013年01月17日

大島渚監督といえばATG

ゴダールやトリフォーを中心としたフランスの映画界でおこった革命のヌーベルバーグは有名ですが、日本でも松竹の助監督達が1960年代に松竹ヌーベルバーグと呼ばれるインディペンデントな映画運動をおこしました。その代表的な監督が大島渚、吉田喜重、篠田正浩です。彼らはその後松竹を離れ、活動場所をATG(日本アート・シアター・ギルド)に移します。ATGは作品選定委員会があり、ルールを決めて映画を作り配給していました。予算が一千万という低額だけど作品は完全に自由。彼らをふくめATGの作品は実験的でエネルギーに溢れていてかなり刺激的でした。大学生の頃に千石にあった三百人劇場や池袋の文芸座なんかでATG映画特集をやっていてよく観に行きました。余談ですが三人の監督に共通するのは三人共日本を代表する女優を奥さんにしていて、ほとんどの作品を奥さんを主役にして撮っていることです。若い頃は予算がなかったためだと思いますが、興味深いですね。だんだんほかの女優さんに声かけづらくなっちゃう事もあるんだろうか…
大島監督が亡くなられても「戦場のメリークリスマス」や「愛のコリーダ」とかの映画しか話題に上がりませんが、実はこのATG映画でものすごく面白い映画を数多く発表しています。代表的な作品は「絞死刑」や「儀式」。戦メリしか知らない人にぜひ観てほしいですね。そして私の大島渚ベスト1は「少年」。映画の内容を書くのが好きじゃないのでやめますが、だまされたと思って観てください。やられます。泣けますよ。「絞死刑」より観やすいです。

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だまされついでに観てほしいのが、これもATG映画の篠田正浩監督の「心中天網島」。これもすごいです。岩下志麻さんが主役(二役)なんですが極妻しかしらない人はビックリしますよ。キネマ旬報の上位作品にATG映画がずらっと並んだ時代です。その頃に比べて今の映画は常識が支配しすぎていて映画の可能性を狭くしているように思います。
1967年に始まったATG映画は1986年で終わります。「転校生」「家族ゲーム」「お葬式」なんかがATG映画が関わった最後の方の作品ですが、やはり1960年代や1970年代の作品を観てほしいです。ATG映画が亡くなってしばらくした後、路上古本市で見つけたのがこれ。
余ってたようで何冊も平積みで売られてました。通りすがりで興味持ったのはオレだけだったようでしたが、こちとら大発見で嬉しかったなぁ。

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題字(ロゴ)は伊丹十三監督。ATGの映画パンフには、このアートシアターロゴがでっかく付いていて、古本屋の映画コーナーなんかでロゴ見つけるとうれしくなります。ATGの歴史がつまったこの一冊はデータが満載で自慢できる宝物になりました。そして本をペラペラめくっているうちにATG映画を誰かに観てもらいたい欲求が強くなりました。大きいTSUTAYAにあるのかな?う〜んビデオではあったようだけど、大島監督のDVDはどうもBOXのような売り物しかないのかも。大島監督達の若い頃の凄さをなんとかわかってほしいです。篠田監督の「心中天網島」は借りられるようなのでそれだけでもどうぞ。
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2011年08月19日

仲代さんの映画

以前も書きましたが(音符ポスターってどうなのの時)、ヤフオクなんかで仲代さんの昔の映画のポスター落札してます。これは「人間の條件」。
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今BSで「人間の條件」の連続放送してます。条件は、ジョウの字が條、ここ重要です。この作品は五味川純平氏の6部からなる大長編小説を、同じ6部の6本の映画、続けると9時間31分の大長編映画にしたものです。。また、全6部を一挙に上映したことが、日本の映画館でのオールナイト興行の走りといわれているそうです。インターバルはあったんでしょうが、一気観は凄いですね。
五味川氏は、自分の戦争体験を元にこの作品を書き上げて色んな出版社を回ったそうですが、その大量の原稿用紙にビックリしたのか、新人なんで馬鹿にされたのか、どこへ行ってもまったく読んでももらえず、相手にされず、ケンモホロロな門前払い。唯一読んでくれた三一書房の編集者があまりの面白さに上とかけあってくれて晴れて出版となったとか。で、1300万部ですよ。たぶん原作はまたまたすんごい面白いんでしょう。読んでないんで読まなきゃなぁ。
この映画の監督が小林正樹氏。巨匠です。田中絹代さんの又従姉で、絹代さんの母方のいとこ。彼女が撮影現場に呼んだのが縁で映画の道を進んだそうです。それで大監督が生まれるんですから血ですかねぇ。仲代さんは小林正樹監督のほとんどの作品に出演しています、その代表作が「切腹」。黒澤作品とは違った魅力の。息がつまるほどの緊張感を持った時代劇、これは名作ですよ。だまされて観てください。
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この他仲代さんが多く出演した監督というと、岡本喜八監督がいらっしゃいます。この間「殺人狂時代」を観ました。
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ずっと気になっていたうちの1本です。観てよかった。アニメーションを使ったタイトルロールから粋でオシャレです。この作品、クランクアップして同業者仲間には評判が良かったんですが、上の一言でお蔵入り。納得いかない喜八監督は、ショックでだいぶお酒に溺れたそうです。しばらくしてようやく公開されても散々な興行成績。喜八監督またまたショック。1980年代のリバイバル上映でようやく評価され、今なおカルト映画として人気があるんで、ちょっと早かったんですかね。今観ても面白いです。
流行るモノ流行らないモノ、タイミングやチャンスはどこにあるのかわかりません。本当に面白いモノを見つけるには、、間口を広くして常識や評判に惑わされない事が大切ですね。
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2009年06月29日

邦題のタイトルはダメ放題

『告発のとき』という映画のDVDを借りて観た。重く悲しいテーマだったが細部までとてもよく出来ていて、いい映画だった。面白かった。この映画、全く前知識がなく借りたのだが、借りる前に4回くらい手に取りようやく決めた。なかなか食指が動かなかったのは、作品のタイトルが、ありがち映画を思わせるタイトルだったからだ。
『告発』という映画も『告発の行方』という映画もある。たぶん正しいことをするために告発する映画だろう。先が読める実につまらないタイトルだ。
パッケージのデザインもありきたりといえばありきたり、普通だ。
それでもこの作品を借りる時の選ぶキーとなったのは俳優と監督だ。
俳優は『逃亡者』や家BOSSでおなじみのトミー・リー・ジョーンズ、すごく美人なのに社会派女優シャーリーズ・セロン、そして何やってもうまいスーザン・サランドン。
監督は『クラッシュ』のポール・ハギス、まず間違いない。そして間違いなかった。
原題は『IN THE VALLEY OF ELAH』 エラの谷
エラの谷は、ミケランジェロの像で有名な少年ダビデが巨人ゴリヤテのと戦った場所として有名なのですが、タイトルとこの映画の中身の距離感というか本質部分との関わり方が絶妙。すごくいいタイトル。はぁ〜っと腑に落ちる。
なぜ『エラの谷』にしない? 理解できない。
人に聞かれた時「よかったよ映画」「なに観たの?」「エラの谷…」と答えた瞬間、登場人物と巨人に立ち向かうダビデが浮かび、映画を観た時の感動というかやるせない気持ちが甦ってくる。それをなんとまぁ野暮なタイトル『告発のとき』。ポール・ハギスが可哀想。観客をばかにしてるとしか言いようがない。DVDですけどね。ワタクシは断固基本原題忠実派です。タイトルはつけるのはそれなりに思いと時間がかかってます。頼むよ配給〜映画会社〜あなたがつけたタイトル一生使わなきゃなんないんだから。

余談ですがダビデが少年だとすると、フィレンツェにあるミケランジェロのダビデ像ってずいぶん年長さんじゃないですかね〜。普通の大人ですよありゃ。彫刻としては優れてるかもしれないけど子供にみえなきゃダビデじゃないよね。ミケランジェロにもダメ出しですわ。出してもいるし…

大巨人ゴリヤテに挑む少年ダビデ
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2008年05月19日

頼むよキネ旬

キネ旬とはキネマ旬報のこと。映画のランキング、ベスト10で一番信用でき、格も高いのがキネマ旬報ベスト10であります。お若いかたはあまりご存知ないかもしれませんが、なんと創刊が1919年、ベスト10も今年で82回。映画通雑誌=キネ旬=映画ベスト10なんですね。現在はあまり売れ行きが芳しくないので常に廃刊の香りが漂ってます。ワタクシ考えますに、持ちこたえてるのはベスト10があるからじゃないかと…
選考方法はいたってシンプル。映画評論家なんかが1位〜10位までをそれぞれが決め、1〜10までを点数として映画につけていきます。1位が二つあるとかはダメです。それで合計点の高いものから順位がつきます。だから必ずしも1位点が多いものが1位となるわけじゃないんです。
ちなみに1983年の日本映画ベスト10選考表がこれ。
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水野晴郎さんは細雪を1位(キネ旬2位)に小森のおばちゃまは南極物語(キネ旬21位)を1位に付けてます。人それぞれで面白いです。

前置きが長くなりましたが、2007年度ベスト10入りした映画を借りてきて2本観ました。それがサンザンでした。キネ旬ベスト10の権威がなくなったのか他になかったのか…寸評です。辛口ですいません。

しゃべれどもしゃべれども(第3位)
なんとも中途半端。まずしゃべれどもしゃべれどもって映画になってない。しゃべることの怖さや楽しさが伝わってこない。芸人の怖さを描いた小説、藤本義一の鬼の詩を思い出しました。枝雀さんとも重なります。あんなにハードじゃなく明るくていいんだけど期待はずれでした。ちりとてちんとの違いが見たいですよね映画ですから。子役だけすごくよかった。
サッド・ヴァケイション(第4位)
時間の無駄。なぜこの映画が撮りたいのかわからない。なぜこの映画に俳優が出たいのかもわからない。おそらくラズベリー。好きな俳優の光石研のシーンがすごく長くて…閉口。しかし、そこだけはなんだか残ってます。うさぎが出てこなかったら最後までみなかったですよ。
ちなみに2007年ベスト10はこれ
第1位 それでもボクはやってない 監督:周防正行
第2位 天然コケッコー 監督:山下敦弘
第3位 しゃべれども しゃべれども 監督:平山秀幸
第4位 サッド ヴァケイション 監督:青山真治
第5位 河童のクゥと夏休み 監督:原恵一
第6位 サイドカーに犬 監督:根岸吉太郎
第7位 松ヶ根乱射事件 監督:山下敦弘
第8位 魂萌え! 監督:阪本順治
第9位 夕凪の街 桜の国 監督:佐々部清
第10位 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
2006年のベスト10入りした作品はというと、嫌われ松子の一生(第6位)、をはじめフラガール(第1位)もゆれる(第2位)も明日の記憶 (第8位)もまずまずだったのでワタクシ的には2007年は不作だったのかもしれませんが…ですけんどキネマ旬報の上位というだけでDVD借りようというモチベーションが上がるので選考委員の方よろしくお願いいたします。それより映画館で観なきゃなんですけどね。
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2008年05月06日

黒澤明映画三昧

早いもので黒澤監督没後10年ということでBSで特集をしています。G.W.連休中、雨が降ったりしていたことと、出不精なこともありテレビで黒澤映画やクロサワ・アーカイブス特集なんかをワタクシ三昧しております。
黒澤監督は33歳から83歳までの間、映画を撮っていてちょうど50年で全30作。市川崑監督が80作品以上撮ってることと比べると、少ないような気がしますが、その分中身が非常に濃いんですなぁ。
うちには15年ほど前、黒澤映画関係者にいただいた全30作品のタイトル文字で構成されたステキなデザインのポスターがあります。

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これを見るとタイトル文字ひとつひとつが力強く印象的で、このポスターを見ているだけで黒澤映画のシーンが浮かんできます。いい映画のタイトルはやっぱりいいんです。タイトルとクレジットでその映画の意気込みがわかるんじゃないでしょうか。
昨日の映画は野良犬。初期の中で一番好きな作品です。1949年の作品だから60年くらい前なんすがテンポがよくって、まったく飽きない。そして三船さんのカッコイイことカッコイイこと。若い頃の三船さんて頬のあたりがとがっててシャープですよね。用心棒くらいの、もうすぐ四十郎も好きですが20代の若いギラギラ迫力もいいですわ。
貧困、貧富の差、コンプレックス、めぐまれない境遇、戦う巨大な相手 こんなものが俳優のギラギラを生むんじゃないかなと考えると…今の時代はこんなギラギラ俳優はちと出ないかもとも思うのでありますよ。
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2008年04月30日

音符ポスターってどうなの

ここ1年くらいかな、ヤフオクで仲代さんの昔の映画のポスター落札してます。もちろん負ける場合も多いです。まったく興味なんかありませんよ〜っと高見の見物でいたお金持ちが最後の最後に強引にもってっちゃうケース、ヤですよねぇ。先週も殺人狂時代のポスター欲しかったんですが、やられちゃいました。そいつが落札した商品みると一貫性なくバラバラで、金にものを言わせた大人落とし、腹立ちますよぅ〜全く。
鬼龍院とかより前のポスターがいいんですよ。なにがいいかって紙が悪くてペラペラ、通常ワタクシたちが使うポスターの厚さってのは110〜135キロ(1000枚の重さ)なんですが、昔のって70キロくらいですかねぇ。印刷のノリも悪いし版ズレもけっこうしてます。ですが、昔の映画のポスターというのは迫力があるんですよね。これまで手に入れた仲代さん主演作品ポスターでデザインのすぐれたものの代表格が
「他人の顔」と「無頼漢」
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いいですよねぇ。ただ、他人の顔は仲代さんは目だけしか写ってませんのでカッコいいのもひとつ、舞台版を観た杉村春子さんが登場した時のあまりのカッコよさに、おもわず「そのまま、そのまま」と言われたという「四谷怪談」。用心棒の卯之助がちょっとかぶりますかな。
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この三作品共通点があるんです。そう、東宝なんです。三つとも素晴らしいデザインなんですが、そう、悲しいかな東宝なんです。音符の枠がついてます。トホホ。デザインに合わないでしょう。ジャンル関係なく全てに入ってるんでしょうがないんですが…でも四谷怪談なんてもう少し目立たない色で入れて欲しいですよ。
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この曲、社歌と言う説もあるんですが、いったい何の曲なんでしょう。音符の枠って舞台でも○必のようでして例えば東宝ミュージカルのレミゼとかにも入ってます。なんとなくこちらは見た目違和感ないですが曲はレミゼとはまったく関係ないですしやっぱりどうなの?って感じ。何の曲なのか誰か教えてください。あとヤフオク、頼むよ!入札しないでね。
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2008年04月24日

「地獄の入口で待ってるぜ」用心棒より

この間、テレビで久しぶりに用心棒を観ましたよ。三、四回は観てるんですが、やっぱり面白いですわぁ。これまただまされたと思って観てくださいよ〜。この年のキネマ旬報では二位に甘んじてますが、ワタクシの中では全ての中で一位にしてもいいくらいに思ってます。
三船さんがカッコイイのはもちろんのこと、俳優さんたちがすばらしい。亥之吉役の加東大介は七人の侍のときと打って変わって愛すべきおまぬけぶり。山田五十鈴も沢村いき雄も渡辺篤もみ〜んないいんですが、そのでかさの存在感で気になるのが丑寅の用心棒で出てくるジャイアント馬場似の羅生門綱五郎。ちょっと調べたら203cmありました。三船さんが172cm、仲代さんが178cmだからやっぱりでかい。プロレスラーなんですが、前は大相撲の花籠部屋に所属し、新高山の四股名で幕下までいってます。けっこう台詞が多いんですよ。そしてそして、新田の卯之助。登場シーンの仲代さんシビレますなあ。着物の裾チラ見せ、赤いチェックのマフラー、リボルバー式の拳銃。三船さんの仇役としてこんな適役いないですよ。有名な七人の侍の通行人から七年後、実は黒澤監督は覚えてらっしゃらなかったようですが、オーディションで会った瞬間気に入ったそうです。
無名塾のお仕事をずうっとしてるので、仲代さんと打合せすることも多いのですが、この卯之助の食玩カラーフィギアは仲代さんからいただきました。この食玩が売ってた時これが欲しいのに全然出てこないんで卯之助本人にねだっちゃいました。すみません。
卯之助            亥之吉
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今回観て気付いたんですが、三船さんが小指立てて司葉子のことレコって言ってるんですよ。江戸時代ですよぉ。マフラーありだからレコもあり。リアルを追求しながらエンターテインメントに応用がきくところが黒澤監督のすごいとこなんでしょうかねぇ。でもレコってへっぽこだよ。
最近けしからんリメイクが多いんですが、織田裕二にトヨエツでまたやるとか言いだしたら怒るよ。これだけは。
タグ:用心棒
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2008年04月03日

マルサ 1 はマル 2 はペケ

夜、お風呂入ってからな〜んとなくダラダラしちゃったり
テレビをつけてたりなんかしちゃったりしてると
(ちょっと広川太一郎風…あぁ残念です)
映画が始まったりなんかしちゃったりして…
うっかり観ちゃったりなんかするとハマちゃったり…もういいか
一昨日がそんな日でつい3時近くまで観ちゃいました。
「マルサの女」マルハじゃないですよ。
伊丹十三監督の名作です。
これもな〜んとなく観てなかったんですが面白かったです。
濃い、ひたすら濃い劇画調。えぐみたっぷり。
「めがね」と対極にある映画ですなあ。
それにテンポがいい。うまい役者が豊富。ふんだん。
これでもかって感じにでてきて…演技も濃厚。
さらに音楽との相乗効果のパワーに圧倒されます。
好き嫌いでいうと、そんなに好きなジャンルの映画では
ないのですが、そのエネルギーの凄さに敬服します。

あっもとい(昔もといってあだ名の先生いました)
マルサ2面白くなかった。最後まで観なかったよ
ま、色々です
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2008年03月31日

おめがねにはかないませんでした。

めがね(荻上直子監督)を観ました。沖縄の気持ちのいい〜ん場所と時間、そしてやさしい人達とふれ合い、たそがれを時間のゆるすかぎり味わう。
もう、とってもロハス。とってもクウネル。とってもキモチいい〜。
こんな映画の在り方もあるかもと思いました。
ですけんどワタクシは映画館へいくまでしないな〜って感じであります。
ロハスに飽きてるのもありますし、ちょっときれいごとすぎる感じがして…
そのきれいごと部分がこの映画のいいとこでありますがね。
それと極端ですが
舞台となってる沖縄の浜辺には中国やら韓国やらの大量のゴミが漂着してるというじゃありませんか。もう〜韓国なんてひどいもんで汚泥などの7割以上、毎年700〜1000万トンも海洋投棄してるんですってよ。東京ドームでいうと(なんで東京ドーム?)20個分以上。すんごい量ですよ。どーゆーこと。
こんなこと考えながら映画観てるわけじゃないんですが
あまりに綺麗な海見ると気になりますわ〜ホント
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2008年03月11日

見逃し映画発掘の巻

気になってはいたけど、ずぅーと観ていない映画ってけっこうあるもんでして「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」をやっと観ました(1985年、サイダーハウスルールのラッセ・ハルストレム監督)。なんとなく犬と少年の感動モノかいなぁ〜なんて思って、たか〜くくっておりましたが、ところがどっこい(これも最近あまり言葉にいたしませんが…)良かったですわ。何が良かったって、作為的でない。自然。それぞれの人間がとっても良く描けている。気持ちがわかり、あったかい。くさい芝居が横行する昨今、こういうのが実は一番難しいんじゃないでしょうか。それと関係ないですがヨーロッパの子供ってけっこういたずらで明るくH だったりしますよねぇ。
子供のいたずらといえば、偶然BSで観たんですが「世界でいちばん不運で幸せな私」(2004年、ヤン・サミュエル監督)が面白かったです。ちょっと家族環境がマイライフとかぶるので思い出しました。こっちはイメージ映像をふんだんに駆使してるのも面白かった〜。いえいえ言ってることは矛盾してませんよ。それはそれとして。いいものはイイ。面白いものはオモシロイんです。どこが面白いって事細かに言ったり言われたりするのって一番キライなので観てなくて興味のある人どうぞ。しかし、ビデオ屋さんに行ってもついつい流行り物の遊園地的ハリウッド映画でお茶をにごしちゃう。これ、いいかげんなんとかしなきゃいけません。

マイライフ・アズ・ア・ドッグ
マイライフ・アズ・ア・ドッグ
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